9/18 マリーンズ戦レポート
楽天イーグルスはサヨナラ勝ちで接戦を制した。
先発はエース・岩隈。
初回から安打を許すも落ち着いたピッチングで後続を断ち無失点の立ち上がり。
その後は持ち前のフォークが冴えて危なげないピッチングを披露した。
しかし1点リードで迎えた8回、井口のタイムリー2ベースヒットを許して同点とされる。
岩隈は8回を投げきり7安打2失点と力投した。
9回にもさらに1点を失うも、その裏には山崎武のタイムリーで同点、続く中村紀の今季初のサヨナラヒットで勝利を挙げた。
中村 紀洋選手 ヒーローインタビュー
記者:今日のヒーローは見事なサヨナラタイムリーを放ちました、中村紀選手です!今のお気持ちをお願いします。
中村紀:ここ(お立ち台)に立つのも久しぶりなんで。その前の打席で(山崎)武司さんがつないでいただいたので気楽に打席に入ることができて、打てたと思います。
記者:最終回の同点の場面、どんな狙いでバッターボックスに立たれましたか?
中村紀:鉄平もデッドボールに当たりながら塁に出てもらったし、おいしい場面だったのでヒットを打ちに行きました(笑)。
記者:打った瞬間のお気持ちを教えて下さい。
中村紀:あまり打球はよくなかったですけども、飛んだコースがよかったですね、ハイ。
記者:実は中村紀選手は今シーズン、サヨナラヒットは初めてなんですよね?
中村紀:そうですね、初めてですね!
記者:やはり気持ちいいものでしょうか?
中村紀:これまでサヨナラの機会では(前の打席の)鉄平が必ず決めていたのでまわってこなかったんです。今日は決めれてよかったです。(場内大歓声)
記者:それでは最後に、4時間諦めずに応援してくださったファンの皆さんにメッセージをお願いします。
中村紀:順位は寂しいですけども、残り10試合全力で戦いますので応援宜しくお願いします!
マーティー・ブラウン監督 試合終了後記者会見
記者:最終回に山崎、中村紀のベテラン選手が意地を見せてくれましたね。
ブラウン:成瀬は調子が良かったけど、その中で嶋のスクイズなど必死に喰らいついて得点を重ねることができた。岩隈もいいピッチングしてチームに勝つチャンスを与えてくれたし、最後は山崎と中村紀はベテランらしいバッティングを見せてくれた。
記者:岩隈投手はマウンドで少し苛立ったしぐさを見せるシーンもありましたが、どう見ていましたか?
ブラウン:フラストレーションが溜まっていたのは、西岡をツーナッシングに追い込んでおきながらヒットを打たれたり、フォークボールが浮いたりとコントロールの部分だったと思う。本人は納得できてないかもしれないが、全体的には調子が良かったと思うし、集中力を切らさずに良く投げ抜いてくれたと思うよ。青山の調子が良くなかったので、残念ながら白星(勝利投手)が付かなかったけど、今日は岩隈に勝利投手を付けてあげたいね。
記者:今日、負けると最下位が確定してしまうところでしたが、意識はありましたか?
ブラウン:一軍にいる選手一人ひとりが自分の役割を果たすことで、今日の勝利につながったと思うし、今日のような試合をしていけば来季にもつながると思う。今日負けたら最下位が確定することは知らなかったし、意識もしていなかった。選手達は一年間、諦めずハードなプレーをしてくれていると思うし、残り試合も諦めずにハードな気持ちで戦っていくつもりだ。