試合情報

楽天イーグルスは逆転でマリーンズに連勝。Kスタ宮城でのマリーンズ戦は昨季から10連勝となった。

先発の井坂が2回に捕まり3点のリードを許した楽天。それでもその裏、1死満塁から渡辺直のタイムリーで1点を返すと、なおも続く満塁のチャンスで聖澤がプロ初の満塁ホームラン。この回一挙5点を奪い逆転に成功。終盤の7回には敵失からチャンスを作ると、鉄平がタイムリーを放ちリードを広げた。

楽天は3回途中から登板した松崎が2回2/3を無失点に抑える好投。4番手の青山も2回をパーフェクトに封じるなど、5人の投手をつぎ込み逃げ切った。松崎が2007年以来のプロ2勝目をマークした。

■聖澤諒選手　ヒーローインタビュー
記者：おめでとうございます！
聖澤：ありがとうございます！(場内歓声)

記者：いい笑顔ですね。
聖澤：はい、ありがとうございます。

記者：逆転の満塁ホームランとなりましたが、手応えいかがでしたか。
聖澤：手応えは無かったんですけど、犠牲フライには十分な飛距離だと思ったので、1点は入るなと思って走っていました。

記者：ベンチにいた山崎選手は「おっ、入るぞ！」という反応だったみたいですよ。
聖澤：そういうところが分からないあたりがダメ(ホームランバッターではない)なんでしょうね、僕が（笑）。

記者：それにしても貴重なホームランになりました。
聖澤：そうですね。それが一番だと思います。

記者：今シーズン放ったプロ初ホームランの時には、『引退するまで1本も出ないんじゃないか』と仰っていましたが、早くも2号が出ましたね。
聖澤：そうですね・・・。もう出ないと思います。(苦笑い)

記者：今日のホームランは勝利に直結するホームランになりました。
聖澤：そうですね。1本目のときはチームが勝てなかったんですけども、今日はチームの勝利に貢献できたことが一番良かったと思います。


■松崎伸吾選手　ヒーローインタビュー
記者：おめでとうございます。
松崎：ありがとうございます！(場内歓声)

記者：今シーズンは1軍に帯同する時間が長かったにも関わらず、中々出番が回ってきませんでした。どんな思いでマウンドにあがりましたか？
松崎：とりあえず早く投げたかったです！

記者：今シーズン初登板のマウンド、ランナー2人を背負った場面でしたが、どんな気持ちでいきましたか？
松崎：一生懸命投げて、抑えて、それだけです。

記者：見事にピンチをしのいで、いいピッチングでしたね。
松崎：後ろに青山君がいたんで、思い切って投げられました。

記者：2007年以来の白星の味、いかがですか？
松崎：いいもんですね。フッフッフ。(場内歓声)

記者：やはり待ちに待った？
松崎：そうですね。長かったんで。ここからチームの借金を返済できるように頑張ります！

記者：福島出身で東北で生まれ育った松崎投手。期待するイーグルスファンは非常に多いと思います。
松崎：ありがとうございます！

記者：ファンの方にメッセージをお願いします。
松崎：これから頑張るんで、応援よろしくお願いします！


■青山浩二選手　ヒーローインタビュー
記者：おめでとうございます。
青山：ありがとうございまーす！(場内歓声)

記者：7、8回と投げ、しかも7回は3者連続三振でした。
青山：僕は特に何もしてないです。マツ(松崎選手)の勝ちに貢献できたのは本当によかったなと思います。
（松崎選手が青山選手の頭を撫でる）

記者：今日はストレートが151kmという表示もありました。
青山：普段、しっかりケアしてもらったり、トレーニングしてもらっているので、その結果だと思います。あまりスピードは気にしてませんけど、良かったと思います。

記者：ここ何試合か、重要な場面での投球が続いてますね。
青山：いい場面で投げさせてもらっているので、すごくやり甲斐がありますし、もっともっと投げたい気持ちがあります。

記者：松崎投手とは同期です。お互い刺激になるとこもあるんじゃないですか？
青山：そうですね。同期で入って刺激し合いながらやっていましたので、今日はすごく嬉しいです。

記者：松崎投手も青山投手が刺激になるんじゃないですか？
松崎：そうですね、いいお手本というか、負けないように頑張ろうと思いますね。

記者：終盤の巻き返しに向けて一人ずつメッセージをお願いします。
青山：勝ち続けるしかないので、応援に応えられるように頑張って投げていきたいと思います。宜しくお願いします！(場内歓声)

松崎：僕自体やっと開幕したので、ここからガンガン投げてチームに貢献出来るように頑張ります！(場内歓声)

聖澤：クライマックスシリーズ進出に向けて、一生懸命頑張りたいと思います！(場内歓声)

記者：投手の継投で守りきった試合になりましたね。
ブラウン：井坂はボールが高めに浮き、彼らしくない内容だったので、早めに交代した。松崎はきっちり投げてくれたし、全体を通しての鍵を握ったのは青山だったと思う。2イニングをしっかり無失点に抑えて、流れを引き寄せてくれた。

記者：初登板となった松崎投手を大事な場面で起用しましたね。
ブラウン：松崎は今までなかなか出番がなかったけど、その中でしっかり練習をしてきた。佐藤コーチ、森山コーチもしっかり調整をさせて急な登板にも結果を残してくれたことはとても嬉しく思うよ。

記者：松崎投手はこれまでコントロールが課題でしたが、どうでしたか。
ブラウン：ファームからの良いピッチングをしているというレポートは受けていたし、春のキャンプでも彼とは話をしていた。松崎は空振りを取るタイプではなく、打たせて取るタイプの投手だから一球一球しっかりコントロールしていこうと。今日はしっかり投げて良いピッチングをしてくれたと思うよ。

記者：青山投手はリリーフでの好投が続いていますね。
ブラウン：球威がある投手だし、先発で投げても良いピッチングはしてくると思う。ただ、今は川岸が調子を落として結果が出ていないので、リリーフ陣からは外せないので、このような起用が続くと思う。

記者：聖澤選手も今日は良いバッティングをしましたね。
ブラウン：今日の満塁ホームランは自分のスタイルを心がけている中でのものだったので、良いバッティングだったと思う。本人は出塁率等を気にしているかもしれないけど、結果を気にせず今後も自分のバッティングを続けて欲しいね。

記者：その中で山崎選手に元気がないのところが気にかかります。
ブラウン：結果を出ないことに関しては本人もチームもフラストレーションがたまるところかもしれないけど、チーム全体を見渡しても山崎の代わりを出来る選手はいない。山崎自身、何とかしようと言う姿勢を見せているし、彼が復調したらこのチームが本当に持っている力を出すことができるので、調子を取り戻してくれることを期待しているよ。

記者：明日は朝井投手が先発しますが、どんなところに期待しますか。
ブラウン：ファームで投げていたものをそのまま出して欲しい。フォアボールを出さず、ストライクゾーンにしっかりと決められればいいと思う。この2試合を見ても分かることだけど、ピッチャーが集中して良いピッチングすることで試合の主導権を握り進めることができる。リズム良く自分らしいピッチングをしてくれればと思うよ。