2010.05.02 SUN
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5/2 バファローズ戦レポート

楽天イーグルスは接戦に競り勝ちバファローズに3連勝。今季2度目の同一カード3連勝、Kスタ宮城8連勝を飾った。

先発の田中が1回に1点を失った直後、1死満塁から中村紀の犠飛、嶋のタイムリーツーベースですかさず逆転に成功。続く2回にも楠城のプロ初安打などで好機を演出すると、鉄平の犠飛で追加点を奪った。

田中は立ち上がりにもたつき、北川のタイムリーで失点するも尻上がりの投球。2回以降は3塁を踏ませぬ投球でバファローズ打線を封じる。7回111球で降板したが、安定感溢れる投球で救援陣にバトンタッチ。楽天はその後、2番手の辛島が赤田にソロを許して1点差に迫られるが、細かな継投でしのぎそのまま逃げ切った。田中が今季4勝目、川岸が5セーブ目をマーク。

田中将大選手 ヒーローインタビュー

記者:今日お立ち台に迎えたのはこのバッテリーです! 4勝目、田中将大選手と猛打賞、嶋基宏選手です!

記者:まず、田中投手に伺います。今この満員のファンの皆さんと一緒にバンザイをした気持ちいかがでしたか?
田中:ゴールデンウィークに球場にたくさん足を運んでいただいて、本当に最高です!

記者:振り返りますと、連勝中のチームにありまして、今日の試合どんな思いで臨んだのでしょうか。
田中:この間の登板で、勝ちはしたんですけど情けないピッチングをしてしまったので、今回、連勝でまた(登板が)回ってきましたし、この前の借りを返せるかなと思って投げました。

記者:今日の7回1失点についての内容はいかがでしょうか。
田中:粘り強く最少失点で抑えられたのはよかったなと思っています。

記者:そして1点差の終盤には味方のファインプレーもありまして、ベンチでは笑顔も見られました。どんなお気持ちで見守っていましたか?
田中:いや、そこまでドキドキはしてなかったんですけど。本当に最後、内村さんのプレーも大きかったと思いますし、ホントにチーム一丸となってつかんだ勝利だと思います。

記者:そして女房役、お隣の嶋捕手もタイムリーを打ってくれましたね。
田中:嶋さんの3安打はスゴすぎます!

嶋基宏選手 ヒーローインタビュー

記者:ではスゴすぎる嶋捕手にお話聞きましょう。ナイスバッティングでした!
嶋:どうもすいませんでした!

記者:その『すいませんでした』は、ちょっとドキドキさせてしまって…、ということでしょうか?
嶋:8、9回と皆さんに心配かけてしまったので、今度はスムーズに終わるように僕も頑張っていきます。

記者:ただ、打つほうでは素晴らしいバッティングを見せてくれました。先制されて同点になった直後、バッターボックスには、どんなお気持ちで入ったのでしょうか?
嶋:2アウトから早い形で点を取られてしまいました。前の打者が一生懸命つないでくれた打席だったので、還そうと思って打席に入りました。

記者:低めの変化球をうまく弾き返して、タイムリーツーベースヒットとなりましたね。
嶋:自分でもビックリしています。

記者:打率は3割5分に近いものを残しているんですね。素晴らしいですね!
嶋:いや、“春先の嶋”と呼ばれないように頑張ります!

記者:さあこれでチームはオリックスと勝率で並びまして、4位浮上です!
嶋:てっぺん取るのが目標なので満足していません!

記者:ありがとうございます(笑)! チームは3連勝、Kスタ宮城では8連勝です。
ただ、この後2週間ホームを離れてしまいますので力強いメッセージをそれぞれファンに御願いします。
嶋:ビジターに応援にきてはいけないというルールはありません! ぜひ足を運んで熱い応援を宜しく御願いします。今日はありがとうございました!
田中:嶋さんと同じく、ゴールデンウィーク中ですし、ビジターのほうにも足を運んで、ぜひ応援しにきてください! よろしくお願いします!



■田中将大選手 試合後の囲み会見
記者:今日のピッチングを振り返っていかがですか。
田中:ランナーを出しながらも、しっかり粘り強く投げて、最小失点に抑えることができました。持ち味が出せたと思います。

記者:前回の登板から修正した点は?
田中:気持ち的な部分をしっかり整理して臨もうと。自分のやるべきことは何かを考えて、一週間調整してきました。

記者:四球は0(ゼロ)でしたが、その点は満足してますか。
田中:ボールが先行してしまった場面もありましたので、もったいないと思いますし、そういう部分を修正していければと思います。

記者:立ち上がりは連打を浴びて、先制点を許してしまいましたね。
田中:そういう時もあると思います。引きずっても仕方がないので、まだ初回でしたので、ここから抑えていけば良いと言い聞かせていきました。

記者:途中からシュート系のボールと言うか、右打者の内角を突くボールを使っていたように見えたのですが。
田中:風の影響とかではなく、打者とか総合的に判断して増えたということです。

記者:次の登板に向けてどんな調整をしていきますか。
田中:良かった点、悪かった点、試合中に感じたことを整理して、少しでも良い状態で登板ができるようにしていきたいです。

マーティ・ブラウン監督 試合終了後記者会見

記者:苦しみながらも3連勝ですね。
ブラウン:3連戦はピッチャー陣が頑張ってくれたね。打撃陣に当たりはでなかったけど、チーム全体で勝てたことが大きかった。

記者:これでオリックスと同率の4位になりました。
ブラウン:この時期なので順位は気にしてないよ。一生懸命に戦うだけだ。勝ちたい気持ちを全面に出していければいいと思う。

記者:今日の田中投手はいかがでしたか。
ブラウン:田中は自分の仕事をしっかり果たしてくれたよ。毎回、完投しろとは言えないし、リリーフ陣も含めて皆でシーズンを乗り越えていければいいと思う。

記者:辛島投手は2試合連続で打たれてしまいました。
ブラウン:辛島はまだ19歳なので、学ぶことが多いし、これから勉強していかなければならないことが多い。それでも、勝ちパターンの中で頑張ってくれていると思うし、これからも期待しているよ。

記者:辛島投手にベンチで何か話しかけていましたね。
ブラウン:赤田という打者はどういうバッターなのか、もっと意識して投げなければいけないということを話したよ。ホームランを打たれた場面はホームランを避けなければいけなかった。右打者の内角と外角ではどちらが打たれない確率が高いか考えて投げなければいけないんだ。

記者:川岸投手を8回から投入することになりましたね。
ブラウン:川岸に関しては信用してるよ。投入のタイミングは予定より少し早まってしまったけれどね。今日は有銘が下山を三球三振で仕留めたところがターニングポイントだったと思うよ。

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