試合情報

クライマックスシリーズ（CS）第2ステージ第4戦が札幌ドームで行われ、後がない楽天イーグルスが敗れ、通算成績1勝4敗（ファイターズのアドバンテージ1勝含む）で、日本シリーズ進出ならず。

楽天の先発はCS初先発のルーキー藤原。立ち上がりを捕らえられ、スレッジの犠飛で1点を先取されると、続く2回も田中賢のタイムリースリーベース、森本の2ランで3点を失った。

打線は4回にファイターズ先発の藤井を攻略し、高須、山崎武の安打などで2死1･2塁とすると、セギノールのタイムリー、宮出の2点タイムリーで3点を返し1点差に詰め寄る。投げては2番手の青山が4イニングを無失点で踏ん張り、接戦のまま試合は終盤へ。

しかし、7回、ここまで好リリーフを見せていた青山がスレッジにタイムリーを許すと、3番手の小山も不運なタイムリー内野安打で失点して突き放される。楽天は8回に岩隈を投入する執念を見せるも、そのエースがスレッジに痛恨の3ランを浴びて万事休す。

シーズン2位と躍進した楽天イーグルス。ついに力尽き、激闘の2009シーズンが幕を閉じた。

野村：敗戦監督に話なんてあるの？

記者：お疲れ様でした。
野村：間違いだらけのセカンドステージだったな。後悔ばっかりしているよ。それが象徴された試合だった。先発で迷ったところから。迷わざるを得なかった。自己弁護だが。

仙台で日本シリーズを迎えたかったが適わず残念。仙台のファンの皆さんごめんなさい。

記者：4年目でチームは成長し、野村野球が浸透したのではないでしょうか。
野村：浸透してないよ。まるで。短期決戦ではチーム事情がよく出る。選手の教育がもろに出る。勝つか負けるか、何らかの力が働く。ここまで来ると力の差はないが、メンタル面で差が出てくる。