試合情報

クライマックスシリーズ第2ステージ第3戦は、楽天が接戦を制し初勝利。田中が気迫の完投勝利を収め、ファイターズの日本シリーズ進出を阻止した。

1点を追う楽天は4回、先頭・渡辺直の1号ソロで同点とすると、さらに鉄平、セギノールの安打などで1死1･3塁とファイターズ先発・八木を攻め立てる。この好機に中島のタイムリーで勝ち越すと、草野にもタイムリーが飛び出し、計3点を奪った。

先発・田中は2回に高橋のソロで1点を失うも、その後はほぼ完璧な投球でファイターズ打線を寄せ付けず。8回に連打を浴び、森本の犠飛で1点差に詰め寄られたが、続くピンチをしのいで完投勝利。

楽天イーグルスはファイターズ1勝のアドバンテージを含む対戦成績を1勝3敗とし、明日以降に日本シリーズ進出の望みをつなげた。

記者：ナイスピッチングでした。
田中：ありがとうございます。

記者：マウンドに向かうときはどんな思いでしたか？
田中：いい試合しながらも連敗で、崖っぷちでした。なんとか自分の投球で勝利に結びつけて、また明日、いいリズムで戦えるようにと思って投げました。

記者：先制点は許しましたが、打線が逆転してくれました。
田中：不用意な一球でホームランを打たれてしまったのですが、その後、3点取ってもらって、すごく楽な気持ちで投げることができました。

記者：8回のピンチでは、ものすごい気合で後続を断ちました。
田中：あそこを乗り越えれば、勝てると思っていたので、あそこはホントに全力でいきました。

記者：楽天イーグルスにとっては負けられない戦いが続きます。チームを代表して抱負をひと言お願いします。
田中：残り、まだ連勝していけばいいことだと思うので、みんなで力合わせてまた明日からもしっかり戦いたいです。

野村：マー君、よく頑張ったな。

記者：大事そうに（ウイニング）ボールを握っていますね。
野村：そう、マー君にもらったんだよ。

記者：大きな1勝ですね。
野村：負けたら終わりだからね。問題は明日だよ。

記者：4回の渡辺直人選手の一発が大きかったですね。
野村：この広い球場で入るとは思わなかった。よく入ったよ。

記者：8回のピンチでは田中投手がよく踏ん張りました。
野村：同点は覚悟したよ。しかし打てないな。点が取れない。真面目すぎるのかな・・・。