2009.10.16 FRI
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10/16 ホークス戦 レポート

クライマックスシリーズ第1ステージがKスタ宮城で開幕。楽天イーグルスが先勝し、第2ステージ進出に王手をかけた。

楽天は初回、高須の先頭打者アーチ、セギノールの2ランで3点を先制。4回にも、鉄平のタイムリーツーベース、セギノールの犠飛、中島の2ランで4点を追加。ホークスのエース杉内を序盤でマウンドから引きずり降ろした。さらに終盤には、山崎武のソロなどで着実に加点して突き放した。

第1戦の先発はエース岩隈。序盤3回をパーフェクトに抑えるも、4回に1死満塁からオーティズの2点タイムリー、高須のタイムリーエラーで4点を失う。しかし、打線の援護を受けた中盤以降は、本来のリズムを取り戻し完投勝利。見事、チームを勝利に導いた。

ヒーローインタビュー

4人のヒーロー

■岩隈久志選手 ヒーローインタビュー
記者:見事な完投勝利、まず岩隈投手からお話を伺います! エースとして任された初戦、しっかりと役割を果たしました。どんな気分ですか?
岩隈:最高に嬉しいです! ありがとうございます!(場内大歓声)

記者:レギュラーシーズンの最終戦からきょうまで少し日が空きました。どんな準備をしてマウンドに上がりましたか?
岩隈:ここでみんなと一緒に戦うと決めて準備してきたので、シーズン終わってから自分の中でスパッと切り替えてこの日を目標にやってきました。

記者:きょうは久々に藤井選手とのバッテリーでした。息もピッタリでしたね。
岩隈:そうですね。久しぶりだったので、藤井さんのミットめがけて思い切り投げました。

記者:きょうは打線の大きな援護がありました。心強かったですね。
岩隈:最初から大量点をもらったので、自分の思い切ったピッチングが出来たと思います。


■フェルナンド・セギノール選手 ヒーローインタビュー
記者:次はセギノール選手です。ホームラン談話の中に、『最近、積極性に欠けていた』とありましたが、思い切り初球からいきました。
セギノール:きょうはクマがすごく良いピッチングをしていたし、それを後押しするために良い球だけをいつも通り待ってたんダ! その球をしっかり打ててチームに良い流れを持ってくることが出来たヨ。

記者:待ちに待ったクライマックスシリーズ。独特の雰囲気の中での一発、どんな気分でしたか?
セギノール:(日本語で)ウレシイヨ!(場内大歓声)


■高須洋介選手 ヒーローインタビュー
記者:次は高須選手にお話を伺います。シーズン終盤から1番を任されて、きょうの最初の打席、高須選手のホームランが良い流れを作ったと思います。
高須:出会い頭でしたが、チームに勢いをつけたかったので良かったと思います。

記者:高須さんにとっても、満を持してこのクライマックスシリーズに臨んでいると思いますが、どんな気持ちで戦いましたか?
高須:ファンのみなさんに少しでも恩返しできるように、きょうは勝つことができて良かったです!(場内大歓声)


■中島俊哉選手 ヒーローインタビュー
記者:次は中島選手です。試合前は表情がやや硬いかなという感じが見られましたが、良い流れに乗ってきましたね?
中島:高須さんに始まり、セギノールに始まり、僕もついていこうと思って打ちました!

記者:レフトポールに当たったホームラン、手応えはいかがでしたか?
中島:打った瞬間は切れないで~と思って見守っていましたが、みなさんの声援でポールに当たりました!(場内大歓声)


記者:最後に岩隈投手に締めて頂きたいと思います。ファンはあした一気に決めて欲しいという雰囲気になっています! ぜひ、ファンの皆さんに言葉を送って下さい!
岩隈:きょうは熱い声援ありがとうございました!

ぜひ、あした決めて第2ステージに進み、日本一を目指して……てっぺん取るのは本気ですからっ!(場内大歓声)
応援宜しくお願いします!

選手試合後コメント

特大の一発を放った山崎武

■山崎武司選手 試合後のコメント
山崎:本当に僕でいいの?(笑)
記者:もちろんです。おめでとうございます。
山崎:ありがとうございます!

記者:初戦はエース対決となりました。
山崎:思いがけない展開になりましたが、やはり高須の(先頭打者)ホームランが大きかったですね。

記者:山崎選手は足でも魅せましたね。
山崎:やれることをすることが大切ですから。短期決戦は特にそうですね。良かったです。

記者:一発も出ました。
山崎:個人的にはそれが何よりも良かったかな。今日勝ってリーチですので、ひとりだけ乗り遅れないで良かったですね(笑)。

記者:今日は21,000人を超える観客が集まりました。
山崎:5年間プレーしてきましたが、こんなに大きな声援は初めてですね。僕たちだけではなく、ファンの皆さんも地元での開催を心待ちにしていたことが伝わってきました。だから負けるわけにはいかないです!

記者:この勢いを明日につなげたいですね。
山崎:そうですね。このまま(明日で)決めたいですね。

野村克也監督 試合後記者会見

エースを労う野村監督

野村:(会見場に入ると)まず、1勝!! なんだ反応ないな・・・(報道陣・笑)
あと何とか1つ。すんなり行ってくれればいいけど。全てはマー君に託す! やってくれるでしょう!

記者:今日は接戦が予想されましたが。
野村:意外と杉内がね、ホームランで崩れた。先制パンチが効いたわい!

記者:右打者がいい働きを見せました。
野村:試合中に橋上と話していたんだ。結果的に良いオーダーになったって。草野と宮出のところを変えたりと苦心したんだ。打順にならなず、打線になるように。そうやって毎日オーダーを決めてる。良く繋がりました。

記者:杉内投手攻略に何か指示を出していたのですか?
野村:バッティングコーチがデータを中心に・・・詳しくは言わないほうがいいか(笑)。バッチリだったみたいです。

記者:狙い球を絞って?
野村:注文通り! 予想通り! スコアラーを中心に影のヒーローだな。

記者:6回の3点は大きかったですね。
野村:効いたね。4点取って、4点取られてと嫌な雰囲気になっていたから。結果的には先制、中押し、ダメ押しといい形になって良かった。

記者:聖澤選手を代走に出した際、草野選手に何か声をかけていました。
野村:大したアドバイスはしてないよ。何が何でも三振だけは勘弁してくれと。足の速い走者がいるから、前に転がしてくれと。

記者:渡辺直人選手にも何かアドバイスしてましたね。
野村:藤岡の外のストレートが外れていたので、インコースのボールを引っ張ると詰まるので、センター中心に打ち返せと。その通り打てたから、ファーストベースから合図送ってきたね(笑)。

記者:岩隈投手はエースらしいピッチングでした。
野村:4点は心配したけど、上手く立ち直ってくれた。完投のオマケがついて良かった。

記者:これで第2ステージに王手です。
野村:全てはマー君に託す! 仙台のファンの前で決めたい。それが一番だね。

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