8/27 ライオンズ戦 レポート
先発・田中が8回まで3塁を踏ませぬ好投で楽天イーグルスが連勝。4位ライオンズとのゲーム差を1.5に広げた。
楽天は2回、セギノールの12号ソロホームランで先制。終盤の8回には山崎武の30号3ランホームランで突き放した。
先発の田中は立ち上がりから安定した投球で、ライオンズ打線に連打を許さず。打線の援護で8回に降板したが、12奪三振で無失点。自己最多の12勝目をマークした。
田中将大選手 試合終了後記者会見
※ライオンズのイベントセレモニーのため、ヒーローインタビューは行われませんでした。以下は、田中投手、試合後の囲み会見です
記者:自己最多の12勝となりましたが、今日のピッチングを振り返ってみていかがでしょうか?
田中:ここ何試合か状態が良くなかったんですが、今日は何としても勝ちたいと思っていました。
記者:「12」と言う数字についてはいかがでしょうか? 自己最多の数字となります。
田中:自己最多になりますけど、また次もありますし、まだまだ先を見てやっていますし、こう言うピッチングを続けていければと思います。
記者:今日の良かった点はどこでしょうか?
田中:真っ直ぐ、あとコントロールですね。
記者:中5日での登板についてはいかがでしたでしょうか? 肘の状態が心配されましたが。
田中:グラウンドに立てばそんなのは関係ないし、昨日、一昨日と岩隈さん、永井さんのピッチングを見て、自分が情けないピッチングはできないと思っていました。今日は、岩隈さん、永井さんが奮い立たせてくれた部分が大きいです。
記者:西武戦は相性の悪いカードでしたが、苦手意識はありましたでしょうか?
田中:そうですね、勝っていなかったんですが、今日をキッカケに今後も勝てるようにしていきたいです。クライマックスシリーズに向けて、倒さないといけない相手ですし。
野村克也監督 試合後記者会見
記者:本日の田中投手はいかがでしたでしょうか?
野村:今日は気をつけて投げていたね。
不満と言えば、間合いが長い。テンポが良くない。テンポが悪いから、守りが長い。守りが長いとリズムが生まれない。だから、点を取ってもらえない。野球は守っている時間が長いとうまく気持ちが切り替えできない。
ピッチャーはある意味「指揮者」だから。
記者:山崎選手が見事なホームランでした。
野村:マー君が我慢して投げていたから、効果的だったね。でも、最初から打ってくれないと。バッティングは集中力と積極性。4番が待球的だとダメだ。一球目からいかないと。絶好球を逃しすぎだ。
どうも、試合中に草野を怒りたくなっちゃうんだ。最後も、聖澤を代走に出してあげているのに、一球待てないのか? 言わないと分からないのか? あいつは自分の打率しか気にしていない。コーチも弛んでいる。全部オレが説教しないといけない。
記者:大事な3連戦、2勝1敗でした。
野村:上上の上出来でしょう。ピッチャーが踏ん張ればゲームは崩れない。