試合情報

田中が6/11中日戦以来の9勝目。楽天イーグルスは4連勝を飾った。

田中とダルビッシュが先発した注目の一戦。先制されたのは田中。2回、先頭の小谷野にツーベースを許すと、2死後、金子誠にタイムリーを浴びて1点を失う。

楽天は3回に小坂の四球、盗塁で1死2塁とすると、好調の鉄平がタイムリーを放ち、すかさず同点とする。5回には、制球を乱したダルビッシュから連続四球などで1死満塁とすると、山崎武がタイムリーを放ち勝ち越しに成功。さらに併殺崩れの間に1点を追加して、2点のリードを奪った。

終盤、田中は味方の好守にも救われ、8回1失点で降板。その後、チームは継投で逃げ切り、田中は約2ヶ月ぶりの勝利。4連勝の楽天は3位ライオンズとのゲーム差を2.5に縮めた。

記者：今日のヒーローインタビューは、9勝目の田中投手と勝ち越しタイムリーの山崎武選手です！
（大歓声）まずは山崎武選手から聞きましょう。5回、鉄平選手が敬遠されて満塁の場面での打席でした。どんな気持ちでしたか？
山崎武：寂しかったです。（場内爆笑）

記者：その寂しい気持ちを受けて（笑）、インサイドの難しい球を打ち返しました。
山崎武：前の打者が敬遠されたので、寂しさとやったろか！ という気持ちがありました。ピッチャーがダルビッシュ君だったので、一か八かインコースと思って打ったんですけど、ヒットになって良かったですね。

記者：ダルビッシュ投手から打った感触はいかがでしたか？
山崎武：ドン詰まり（苦笑）。（場内爆笑）
でもね、ドン詰まりだろうが、なんだろうが、タイムリーヒットになってくれて嬉しいです！

記者：そして、先発はマー君でした。山崎武選手は岩隈投手が復活の日に、一緒にお立ち台に上がりましたが、同じように田中投手にひと言よろしいでしょうか？
山崎武：（田中選手に）勝ち方忘れてたの？（場内爆笑）
チームの中では、魔の8回と言って、田中がどうもおかしくなってくるんです。今日もちょっとやばかったですけども、渡辺直人に感謝してくださいね。（場内爆笑）
おめでとうございます。
（大歓声）

記者：お次は2ヶ月ぶりの勝利、田中投手です！ 今のお気持ちをお聞かせ下さい。
田中：この2ヶ月間正直辛かったですし、え～、今日勝てて本当にうれしいんですけど、申し訳ない気持ちの方が大きいいです。

記者：そして中断の時間もありましたが、長く感じられましたか？
田中：そうですね。長く感じました。危ない場面もありましたが、しっかり守りに助けられ、1点に抑えられたんで良かったです。

記者：特に今日は兄貴分でもある、ダルビッシュ投手との投げ合いでした。意識はしましたか？
田中：当然、意識はしましたし、いい試合ができればなぁ～と思っていました。先に点を取られてしまったんですけど、チームのみんなに打っていただいて、こういう結果になって本当に良かったです。

記者：立ち上がり苦しみましたが、8回137球の力投でした。今日の結果はいかがですか？
田中：やっと勝つことができて、前に進んでるような気がしています。それも雨の中、応援に来てくれるファンの方々のおかげでもあるので、本当にありがとうございます！
（大歓声）

記者：チームはこれで4連勝です。西武が敗れましたので、プレーオフ圏内まで2.5ゲーム差になりました。改めて、両選手にメッセージをお願いします！
田中：クライマックスシリーズはまだまだチャンスがありますし、当然そこを狙っていくので、皆さん熱い応援を宜しくお願い致します！
山崎武：雨の中、本当にありがとうございます。連勝できるように明日も頑張ります。明日は天気もいいですので、また応援に来てください。ありがとうございました！

記者：田中投手は苦しいピッチングながらも、8回まで良く踏ん張りましたね。
野村：しばらく勝ってないというのもあっただろうし、相手がダルビッシュだからという意識は、当然あったと思う。

点はなかなか取ってもらえないだろうと考えて慎重になったな。間合いも長かったし、丁寧に投げなければ思っていたみたいだね。投手コーチも一球一球丁寧に投げてるので、そうなっていると話してたけどね。

記者：今日は日本を代表するピッチャーの投げ合いになりました。
野村：雨がなきゃね。水を差された。雨に差された。良いコンディションの中で2人の投げ合いを当然、お客さんも期待していたんだろうけど、雨に邪魔されたな。

記者：9勝目で田中投手も復調ですかね。
野村：そうあって欲しいね。まずは、一安心というか。

記者：打撃では鉄平選手が良い働きを見せていますね。
野村：良い働きをしているし、良いポイントゲッターになってる。ただ、打撃は水物だから、今の良い状態が長く続いてくれることを願ってますけど。