試合情報

楽天イーグルスは今季初のサヨナラ勝ちで、乱戦に終止符を打った。

序盤、エース岩隈が4失点で降板する誤算で苦戦を強いられた楽天。しかし、5回に山崎武の2点タイムリーで同点に追いつくと、6回には敵失からチャンスを作り、岸田のワイルドピッチで逆転した。

しかし7回、中継ぎ陣が踏ん張れず、2死満塁から下山に走者一掃となるツーベースを浴びて、再度リードを奪われた。粘る楽天は直後にセギノールの2ランで再び同点に。最終回にはバファローズの守護神・加藤を攻めて2死満塁とすると、リンデンが来日初となるサヨナラ打を放ち、シーソーゲームに決着を付けた。

記者：サヨナラタイムリーを放ったリンデン選手です！　今のお気持ちをお聞かせください。
リンデン：今日は雨での中断もありましたし、こういう接戦のゲームは必ず勝たなければならないと思っていましたので良かったデス！

記者：9回裏2アウト満塁。あの場面はどういう気持ちで打席に入りましたか？
リンデン：二日前に延長12回を戦ったばかりですし、明日からは遠征に出ますので、今日は絶対9回で決めるつもりで自分たちの出来ることを全て出し切ったヨ！（場内大歓声）

記者：改めまして、打った感触、その時の気持ちをお聞かせください！
リンデン：スリルを味わったという意味で、日本に来て一番興奮した場面デシタ！

記者：Kスタ宮城では初めてのお立ち台ですね！
リンデン：これ以上ないというくらい嬉しいヨ！


■トッド・リンデン選手　試合終了後記者会見
記者：スタジアムを一周ファンとハイタッチをして、改めて今の心境を教えて下さい。
リンデン：まだ日本に来たばかりだけど、こうやって直にファンと触れ合って、改めてエキサイトしているよ。

記者：最後のサヨナラの場面はいかがでしたでしょうか？
リンデン：加藤投手が凄いストレートとフォークを持っていたので、とにかくベースの上にボールが来たら振ろうと思っていたんだけど、打てて良かったよ。

記者：今日は3安打と打撃の調子も確実に上がって来ていると思いますが。
リンデン：スコアボードを見て分かるように、チームで15本のヒットを打ち、テッペイも、ヤマサキも、そしてセギも打った。たまたま最後の一本を打った自分はラッキーなだけで、みんなで勝ち取った勝利だよ。

記者：チームも今季初のサヨナラ勝ちで、これで勢いに乗ると良いですね。
リンデン：次の遠征がホークスとの対戦だけど、オールスター前のカードをしっかり勝ち越したいね。

記者：ピッチャーも総力戦となりました。最後を締めてくれたのはこの人、福盛投手です！　リリーフながらこれで3勝目となりました、お気持ちいかがでしょうか。
福盛：厳しい場面ばかり続いていますが、自分の仕事をしっかりするように心掛けています。

記者：今日も三者凡退でしたし、未だに自責点0、防御率0.00ですね！
福盛：他のピッチャーのランナーを返してしまってますんで・・・、スイマセン。

記者：これからも頼もしい守護神として期待して宜しいでしょうか？
福盛：はい、自分の仕事を頑張るだけです！

記者：最後にファンの皆さんに一言お願いします！
福盛：（オールスターまでの）3試合、なんとか勝ち越して戻ってきます！
リンデン：これ以上にない声援をアリガトウゴザイマス！　本当に9回裏の場面は最高の応援デシタ！！

野村：寝ている間もなかったよ（笑）。しかし、あれだな、弱者の攻防戦も面白いな（笑）。エラーあり、悪送球あり、予期せぬことが起こる。

記者：岩隈投手はいかがでしたか。
野村：ちょっと心配だね。2試合続いている。4回で8安打打たれて4失点か。四死球も4だろ。悪すぎる。どうしたんだろう？　原因究明しないと。長くなっては困る。

記者：今日は相手のエラーにも助けられました。
野村:災い転じて福となる。ヒーローはあのセカンドだ。名前なんていうの？

記者：一輝です。
野村：一気にいっちゃったな。（報道陣・笑）

記者：一度は勝ち越しを許しましたが、すぐにセギノールに同点2ランが飛び出しました。
野村：最近、宝くじが良く当たるなぁ（笑）。当たりやすくなっているのか？　全然、期待してなかったよ。

記者：今年初のサヨナラ勝ちになりました。
野村：今季初らしいね。

記者：最後はリンデン選手が決めましたね。
野村：まさか打つと思わなかった。ありがたい配球をしてくれた。一球目のフォークが合わなかったのに、真っ直ぐ、真っ直ぐできた。150キロ越えていたから、狙われても大丈夫って酔ったんだろうけど、根拠がないよ。

記者：引き分けを挟んで連勝です。
野村：星勘定はしてないよ。その日暮らしだ。