試合情報

エース岩隈がジャイアンツ打線に捕まり、楽天イーグルスは本拠地で痛い連敗。

初回、2回と無難な立ち上がりを見せた岩隈が、3回に捕らえられる。先頭阿部にツーベースを許すと、坂本以下に3連続タイムリーを浴びるなどで4点を失う。岩隈は中盤の3イニングを持ち直すも、7回にラミレスにタイムリーツーベースを浴びて突き放された。

一方の打線は、今季未勝利のジャイアンツ内海の前に沈黙。5回まで毎回走者を出すも、あと一本が出ず。最終回に3番手の豊田から、内野ゴロの間に1点を返し、完封を逃れるのが精一杯。首位ファイターズが勝利したため、ゲーム差は3.5に広がった。

野村：今日こそ何もありません！

記者：岩隈投手はいかがでしたか？
野村：あの回（3回）だけおかしくなったね。コントロールが乱れて、見事な集中打を浴びちゃった。相手がバント失敗で三振してくれて、（状態が）良かったらあそこで踏ん張れるんだよ。点を取られるってことは状態が悪いんでしょ。

記者：去年から見たことのない岩隈投手でした。
野村：前の登板も、その前の登板も良くなかったので気にはなっていた。コーチと共同作業で上手く今日に合わせてくるかと期待していたけど。でも、今日は完全試合しても勝てないよ。打てない。1点が取れない。

記者：序盤にチャンスはありましたね。
野村：チャンスっていったって2アウトからでしょ？　タイムリー欠乏症のチームだから2アウトからでは駄目ですよ。逆に2アウトからタイムリーが出たら強いチームだけど。ノーアウトや1アウトからだとそうでもないけど、2アウトから点を取られると堪えるんだよ。野球は気分的な要素がかなりウエイトを占めるから。

“氣”がないよ、“氣”が！

記者：今年のチームスローガンですね。
野村：まさに今、必要なのはそれだ。