2009.05.05 TUE
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5/5 ライオンズ戦 レポート

ルーキー井坂がプロ初先発初勝利。楽天イーグルスは再び貯金を7とし、首位をキープ。

楽天は初回、渡辺直の安打、高須の四球などで1死2・3塁とすると、山崎武がタイムリーツーベースを放ち2点を先制。1点差とされた5回には、高須の1号ソロ、中村紀のタイムリー、セギノールの3号2ランで4点を追加。ライオンズ石井一をノックアウトした。

プロ初登板初先発となった井坂は、2回に中村に一発を浴びるも、ストライク先行のピッチングでライオンズ打線を翻弄。勝利投手の権利がかかった5回に、片岡、中村のタイムリーで2点を失うも、続く6回は丁寧にコーナーを突き、無失点でしのいだ。その後、井坂の後を継いだ小山、グウィンがライオンズ打線に付け入る隙を与えず、井坂に初勝利をプレゼント。

井坂亮平投手 ヒーローインタビュー

記者:今日のヒーローはデビュー戦初勝利となりました、井坂亮平投手です! おめでとうございます!
井坂:ありがとうございます!

記者:まずは今の率直な気持ちをお聞かせ下さい。
井坂:今、緊張感がやっと解けました。(自分が)勝ったことにはまだ実感がないのですが、チームが勝ったことはうれしく思っています。

記者:6回まで3失点というピッチングでした。去年のチャンピオンチーム相手によく投げましたね。
井坂:周りの先輩方が、声をかけていただいて、気持ちよく投げさせていただきました。

記者:初登板でしたが、どんなことを意識しながらマウンドに上がったのですか?
井坂:初回の2点があったので、楽に入ることができて、良いピッチングができました。

記者:イメージ通りのピッチングができましたか?
井坂:チームが勝たせてくれた勝利だと思います。

記者:勝ち投手のかかった5回に大きなピンチがありました。どんな気持ちでしたか?
井坂:ピンチになってここが勝負どころだと思って、精一杯投げました。

記者:6回でマウンドを降りた後、リリーフ陣も好投して勝ち投手になりました。そして、ウイニングボールが一瞬スタンドに投げ入れられてしまいましたが、ファンの方が好意で返してくれました。
井坂:本当に一生の宝物にします! ありがとうございました!

記者:プロのキャリアのスタートを、すばらしい形で切ることができました。これから先の抱負を聞かせてください。
井坂:またチャンスをいただけたら、今日のようなピッチングをして、チームの勝利に貢献していきたいと思っています。今日は本当にありがとうございました!

野村克也監督 試合後記者会見

記者:今日の勝ちは大きいですね。
野村:大きい、小さいは無い。一つ一つの積み重ねだから。3連戦システムだから、1つ勝つとホッとする。

記者:井坂投手が初先発、初勝利です。
野村:オレも初めて見る。いい加減な監督だよ(笑)。二軍戦も見た事無い。まー、楽しみなピッチャーだ。上背もあるし、テンポも良いし、四球出すような心配も無さそうだし。年はいくつだ?

記者:24歳です。
野村:次の監督に良いプレゼントができるよ。

記者:ルーキー初先発で、初勝利は球団初です。
野村:あ、そうなの? それはおめでたいね。

良い雰囲気だ。自信が付けば、ローテーションの一角も取れる。ホームランを打たれた場面は、配球とコントロールの悪さの両方が出た。嶋はボールを要求したらしいが、それが中に入った。努力の方向は間違っていないが、コントロールミスだ。

記者:打線が良い形でつながりました。
野村:最近良く打つね。いつもは「ヒット多くして、得点少なし」だが、まー、7点取れば良いでしょう。

5回の中村タイムリーの後のセギノールの一発が利いた。セギノールは本塁打を打たないと何の価値も無いから(笑)。もっとボンボン打ってくれないと。

記者:盗塁も2つ決まる等、細かい野球も見られました。
野村:細かい事も織り交ぜながら、隙を付いて良い野球ができれば良い。チームづくりもその方向。抜け目の無い野球をやりたいので。こちらの考えを選手が理解してくれている。

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