2008.10.05 SUN
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10/5 ホークス戦 レポート

楽天は投打がかみ合いホークスに快勝。6回無失点の岩隈が21勝目をマーク。

4回、藤井のタイムリーで先制した楽天は、6回に山崎武の25号2ランで追加点を挙げる。さらに7回には、草野の3号ソロ、山崎武の2打席連続となる26号2ランで大きくリードを広げた。

先発の岩隈は、3回までホークス打線を無安打に抑える最高の立ち上がり。その後は走者を背負うも落ち着いて後続を断ち、6回無失点で降板。そのままチームが逃げ切り、リーグ23年ぶりの21勝目を挙げた。さらに防御率、勝率もリーグ単独トップに返り咲き、最多勝利とともに投手タイトル3冠を確実なものとした。

藤井選手 ヒーローインタビュー

影の立役者・藤井

記者:ナイスバッティング! ナイスリードでした!
藤井:ありがとうございます!

記者:岩隈投手は立ち上がりから落ち着いていたように見えましたが、いかがでしたか?
藤井:多少緊張したようでしたが、最初から飛ばしていこうという話をしてましたし、いい球放ってくれました。

記者:4回の先制タイムリーの打席はどんな気持ちでしたか?
藤井:「絶対返す」という強い気持ちを持って打席に立ってました。先制点がプレゼントできて嬉しかったです!

記者:今日のリードで心掛けたことは?
藤井:「今日は絶対に勝つ!」という気持ちですね。

記者:21勝目で岩隈選手と2度目のヒーローインタビューいかがですか?
藤井:今日は岩隈が(今季)最後のマウンドだと思ったし、たくさんお客さんが入ってくれて良かったと思います!

記者:今日、岩隈選手の良かったところは?
藤井:全部です!

記者:岩隈選手へ一言お願いします。
藤井:おめでとう!よく頑張った!

岩隈投手 ヒーローインタビュー

笑顔の岩隈

記者:21勝目。素晴らしいですね!
岩隈:凄く嬉しいし、藤井さんのリードにも助けられましたし、守りでも良い守備で魅せられました。また、たくさんのお客さんのお陰で勝てたと思います!

記者:今日はどんな決意でマウンドに向かったのですか?
岩隈:前回やられてしまったので、負けられないと思ったし、たぶん(今季)最後の登板になると思ったので、最初から飛ばしていこうと。

記者:防御率のタイトルもかかっていましたが、冷静なピッチングでしたね。
岩隈:最初、防御率は諦めかけたんですけど、最後だからと思って全力でいきましたし、途中からリズム良くいけました。6回、1塁にランナーをおいてしまったので、緊張しかけましたけど、草野さんにも守備で助けてもらいました。良いピッチングができて、勝てて良かったです。

記者:打線も8点の援護がありましたが、どんな風に見てましたか?
岩隈:嬉しいですね。今シーズンは本当に『感謝』の思いで一杯です!

記者:21勝目を本拠地で挙げた気持ちは?
岩隈:素直に嬉しいです!

記者:残り2試合ですが、エースが締めてください!
岩隈:残り2試合になりましたが、連勝して何とか5位で終わりたいと思います!最後まで応援よろしくお願いします!

■岩隈久志投手 試合後記者会見
記者:打線の援護もありましたが、降板後はベンチでどのような心境で見守っていたのでしょうか?
岩隈:楽な気持ちで見守っていました。

記者:仲間にも支えられての21勝だと思いますが。
岩隈:そうですね、凄く野手の人たちに助けてもらいましたし、そうやって積み重ねる事ができた勝利ですし、ホントにファンの皆さんに支えてもらった21勝でした。

記者:改めて考えるとスゴイ記録ですね。
岩隈:シーズンが始まる前はこの数字が残るとは思っていませんでした。一年間ローテーションを守る事が目標だったので、自信につながりました。

記者:三冠を獲りましたが、特にどの賞が嬉しかったですか?
岩隈:全部嬉しいです。でも、最後に防御率を獲れた事は嬉しいですね。6回に最後のアウトを打ち取った時は嬉しかったですね。

記者:来季へ向けていかがでしょうか?
岩隈:今年一年間、ローテーションを守る事ができたし、来年も一年間投げればこの成績がついてくるように、このオフしっかりとトレーニングしたいと思います。そして、チームがクライマックスシリーズに出られるように頑張りたいと思います。

記者:今日はこの後、家に帰ってお祝いのパーティ等あるのでしょうか?(笑)
岩隈:(照笑)。いやいや、静かにご飯を食べたいと思います(笑)。

記者:21勝を達成できた要因はなんでしょうか?
岩隈:家族の支えはもちろんですが、この二年間結果を出せなかったのにも関わらず、ファンの方々の暖かい声援が僕を支えてくれました。

野村監督 試合後コメント

ドミンゴを迎える野村監督

記者:岩隈投手が防御率でも1位になりました。
野村:三冠王。良かった、良かった。今年の岩隈にはご褒美があっていい。よく頑張ってくれた。

記者:セ・パ両リーグでもダントツの成績です。改めて、今年の岩隈投手のピッチングは監督の目から見ていかがでしょう。
野村:それだけの能力を持っている。逆に、これまでがおかしかった。それは「気持ちの問題」じゃない? 「大人になる」というかね。プロとしてエースとして、考えが甘かったのではないか。厳しい世界だけに、余計に自分を律しないと。これから、人間形成をしっかりやっていけば、彼は安定した成績になるだろう。

肘・肩に痛みが出なければ問題が無い。オフには、ケアをして、疲れを取って、またキャンプに元気に参加して欲しい。

記者:山崎武選手も25号を越えました。
野村:去年が良かっただけに、本人にとってはこれでも不本意だろう。

記者:岩隈投手の替え時は難しかったのでは?
野村:個人記録とにらみ合わせ。1点取られると終わりだから。6回0点でしたから、良かったのでは。来季以降、(同じようにタイトル獲得の)チャンスがあるか分からないから。取れるときに取っておいたほうが良い。

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