9/27 バファローズ戦 レポート
楽天はフェルナンデスのサヨナラホームランで、4時間を超える延長戦を制し4連勝。
2点のビハインドで迎えた8回、楽天は山崎武のソロで1点差に詰め寄る。すると、最終回にはバファローズの守護神・加藤を攻め、渡辺直の安打、中村の犠打でなどで2死2塁。ここで、フェルナンデスが起死回生の同点タイムリー2ベースを放ち延長戦に突入。
その後、中継ぎ陣がしのぎ、迎えた11回、1死2塁からフェルナンデスが左翼席へ一発を叩き込み、熱戦に終止符を打った。
なお、今季バファローズとの対戦を終え、通算成績は10勝13敗1分。
フェルナンデス選手 ヒーローインタビュー
記者:ナイスホームランでした!
フェルナンデス:(日本語で)アリガトウ!
記者:(サヨナラホームランを)打った感触は?
フェルナンデス:打った感触は良かったよ。ただ、正直言うと、風に凄く助けられたかな。風が吹いていたから打てるかな? って気がしていたよ。
記者:9回のタイムリーはいかがでしたか?
フェルナンデス:同点に追いつくことだけを考えていた。もう少し逆転だったけど(あと数センチでホームランという大きな打球)、ホント惜しかったね。
記者:11回は、あの打席で決めようと思ってましたか?
フェルナンデス:もしかしたら自分と勝負をせずにセギノールに回すかな? と思ったんですけど、セギノールも調子が良いからこういう形になったと思うけど、打てて良かったよ!
記者:これでチームは4連勝です!
フェルナンデス:ピッチャーもバッターも調子が良いですし、まだまだクライマックスシリーズに望みを繋ぐ一打になったと思う。何とかクライマックスシリーズに出たいね!
記者:ファンに力強い一言をお願いします。
フェルナンデス:ファンの皆さん、声援ありがとう! 残り10試合を全部に勝てばクライマックスシリーズに出れると思うので、応援よろしくお願いします! 仙台は寒いですが、皆さんと熱気で盛り上げていきたいね!
ホセ・フェルナンデス選手 試合後記者会見
記者:まずは9回の同点時のシーンを振り返って下さい。
ホセ:それより、まず言いたいのは「野球のゲームに勝った」と言う事、そのものが嬉しいんだ。9回は負けている場面で、あの一打が打てた事が嬉しい。今日は、間違いなく自分の野球人生で最もエキサイティングなゲームの一つであった。
記者:サヨナラホームランのシーンは?
ホセ:ちょっと(バットの)先っぽだったので、実のところを言うと、届かないと思っていたんだ。けれど、レフトが下がって行くのを見て「もしかしたら!?」と思ったら入った。そんなところかな。
記者:最近の好調については?
ホセ:ユニフォームを着ている限り、クライマックスシリーズの可能性がある限り、それを目指していく事は当然だ。う~ん、そうだな、「最後のラストスパート」と言う気持ちが好調の要因かもしれない。
記者:お立ち台に一緒に上がったのは息子さんですか?
ホセ:そうだ、私の息子だ。将来、息子にも同じところに立ってもらいたいね。
記者:カッコ良いパパを見せる事ができましたね。
ホセ:そうだね、その通り!!
(満面の笑みで、嬉しそうに)
記者:残り試合への意気込みをお願いします。
ホセ:ファンの皆さんが応援してくれるので、プロとして最後までしっかり戦うだけさ。
野村監督 試合後コメント
記者:劇的な試合でした。
野村:まあ、昨日西武の優勝が決まったから、お客さんの入りを心配したんだけど、超満員でありがたいね。期待を裏切らないように、変な試合をしないように一生懸命に激を飛ばしたんだ。ありがたいね。
記者:9回にフェルナンデス選手のタイムリーで追いつき、サヨナラホームランを打ちました。大活躍でしたね。
野村:不思議なところでね。
記者:終始リードされた展開から、3・4・5番が機能しました。
野村:うちは山崎、フェルナンデスが働けば得点力は上がる。7月は(2人と)塁に出る仕事をしている渡辺(直人)の3人が悪かった。そこから、7月の連敗が始まった。ピッチャーも全体的にトーンダウンして、調子を落とした。
記者:5月以来の4連勝です。
野村:もっと早くね。
「天高く 楽天肥ゆる秋 4連勝」
昨日も(同じことを)言ったな(笑)。
記者:残り試合全勝すれば、まだチャンスはあります。
野村:奇跡を起こす? そうなると本当に奇跡だね。ほんの一分の望みだけど、最後まであきらめずにがんばります。