試合情報

楽天は田中が完投で8勝目を飾り、ファイターズを3タテ。

1点をリードされ迎えた6回、楽天はフェルナンデスの安打、連続四球で2死満塁とすると、代打･草野が走者一掃となるタイムリー2ベースを放ち逆転。さらに続く中村にもタイムリーが出てこの回4点を奪う。

先発･田中は5回に田中賢のタイムリーで先制を許すも、持ち味の粘り強さでしのぐ。終盤の7回、田中が糸井にソロを浴びて2点差とされると、8回に草野が2号ソロを放ち貴重な追加点をプレゼント。結局、田中は完投で8勝目を挙げ、2年連続の2ケタ勝利に望みをつないだ。

記者：ナイスバッティングでした！
草野：（両手を胸の前で合わせながら合掌のポーズで）サワディーカー！（タイ語であいさつの言葉）ありがとうございます！

記者：6回、2死満塁の場面で代打での登場しましたが、どんな思いでしたか？
草野：何とか点を取りたい一心で打席に向かいました。監督さんから「高めのボールを積極的にいけ」とアドバイスをいただいてましたし、練習中もコーチからアドバイスをもらっていて、その通りに出来て良かったです。

記者：力強い打球でしたね。
草野：（外野を）抜けたのはたまたまですけど、点が入って満足してます。

記者：仲の良い田中投手に良いプレゼントになりましたね。
草野：最近、あんまり仲良くないんですよ（笑）

記者：どうしたのですか？
草野：オリンピックから帰ってきてあんまり話してくれないので（場内笑）まぁ可愛い弟分なんで援護射撃ができて満足してます！

記者：今後の意気込みをお願いします。
草野：残り試合が少ないですけど、チーム一丸となって頑張ります！僕たちを見捨てず応援いただければ頑張りますので、また応援よろしくお願いします！

■草野大輔選手　試合終了後記者会見
記者：絶好調ですね。
草野：・・・、う～ん、そうですかね？

記者：どうでしたか、満塁の場面で(代打を)コールされて。
草野：う～ん、一打席勝負と言う事で、集中していました、うん。監督、コーチの指示通り打つ事ができたのが良かったです、うん。もちろん、マー(田中投手)が頑張っていたので、それを援護したいと言う気持ちもありましたけど、うん。

記者：「監督、コーチの指示通り」、と言いますと？
草野：いつも、武田投手の低めにひっかかっていたので、低めを捨てて高目を狙っていたんですよ、うん。
捕られるかなぁ？と思ったけど、良かったですね。自分の中ではあんまり振りぬけなかったですけど、う～ん。

記者：ホームランの場面はいかがでしたか？
草野：あれは入ると思いました。前の打席に比べて、楽な気持ちで打席に入る事ができました、うん。

記者：社会人時代の強打者ぶりが健在ですね。
草野：う～ん・・・、どうなのかな？これからもセンター返しを心がけて打っていきます。

記者：夏に入って、いつも早く球場に来て特打ちをされていましたね。その成果が出ましたね。
草野：うん、神様はいるって事ですよね、う～ん。出番が減ってきているので、何とかチャンスをものにしなきゃいけない。だから、出番がある時のために、いつでも準備は怠りません。

記者：セギノール選手が入った影響で、三塁で出塁する機会が減っていますね。
草野：うん、でもセギが入ってチームのムードも良くなったし、自分がチームの中でできる事をやるだけです。

記者：個人のこれからの目標を聞かせて下さい。
草野：まずは与えられた事をキッチリこなして、最後まで手を抜かずに一生懸命やりたいと思っています。

記者：最後に田中投手に一言。焼肉は行くんですか？
草野：アイツ・・・、「ありがとうございます」って、その一言だけですか(笑)!?
ご馳走にならないとね。う～ん、あいつの方がお金もらっているからね・・・(報道陣爆笑)

記者：8勝目。ナイスピッチングでした！
田中：ナイスピッチングなんですかね？あんまり良くなかったと思うんですけど、周りの野手の方が良く守っていただいて、打っても援護してくれましたので、感謝しています。

記者：序盤から落ち着いたピッチングが印象的でしたが、今日のテーマは？
田中：バランスよく投げることだったんですけど、良いボールがあまりいなかったので、粘り強く投げました。

記者：草野選手の援護もありました。
田中：チャンスでしたので、何とか一打打って欲しいと願っていたのですが、（打球が）抜けて嬉しかったです！

記者：お祝いどうしましょう？
田中：「ありがとうございます！」だけで、たぶん良いと思います（笑）

記者：ご本人は良くないとは言いつつも9回2失点完投、10奪三振。手応えを感じている部分を教えてください。
田中：2点目のHRは余計だと思うのですが、そういうところを大事にして気をつけていきたいです。

記者：二ケタ勝利への意気込みをお願いします！
田中：長い間、勝てなくて、ホームでも久し振りに勝ったのですが、残り試合は投げる試合は全部勝って、二ケタできるように頑張ります！！

記者：3連勝です。
野村：ヒョウでも降るか？　ダイヤモンドでも降る？　2人の天才のおかげだよ。

記者：田中投手に関しては？
野村：ちょっと前半はいまひとつ、後半は乗ってきたね。大事をとって継投でいこうと思ったけど、「行く」って言うもんだから。おれもなめられたもんだ（笑）。

記者：田中投手の最後まで行くという気迫のようなものが感じられました。
野村：長く監督をやっているとだまされるんだよ。代えてくださいっていうピッチャーはいない。そういうのにだまされるんだよな。

記者：田中投手は大人のピッチングでしたか？
野村：評価は難しいね。安定・安心は伝わってこない。常に心配。特にイニングの先頭バッターには（心配だった）。まあ、欲を言ったらキリがない。よく投げたよ。完投して2失点で抑えたんだから。

記者：草野選手が代打でいい働きをしています。
野村：彼は勝負強いね。いいところで打っている。さすが天才！

記者：6月8日以来の3連勝です。
野村：だいぶ昔だね。昔話はしないでください。

記者：ファンはまだまだ信じています。
野村：残り試合は少ないけど、全部勝つつもりで1試合1試合頑張ります。