試合情報

楽天イーグルスは終盤に踏ん張れず、本拠地で7連敗。

先発･田中の立ち上がりは奪三振ショー。3回まで4連続を含む6奪三振と付け入る隙を見せず。しかし4回、松中、小久保に連続四球を許すなどで2死満塁とされると、長谷川に走者一掃となるタイムリー3ベースを浴びて3点を失った。

4回に1点を返した楽天は、6回に高須、フェルナンデスの長短打で1点差とし、ホークス先発ホールトンを引きずり下ろす。さらに1死1･3塁から草野の内野ゴロが併殺崩れとなり同点とした。

その後楽天は、田中が2ケタ奪三振を記録するなどで再三のピンチをしのぐと、8回にリックのソロアーチで勝ち越しに成功。しかし最終回、2イニング目となる有銘が捕まり、本多の犠飛、川崎のタイムリーで逆転を許した。

野村：疲れますなぁ。

記者：あと一歩のところで白星が逃げてしまいましたが？
野村：そうですね（苦笑）（相手に）勝ってくださいっていうようなことをやってるんだから。

記者：大事な場面でエラーが出てしまいました。
野村：それもあるけど、何ていうのかな、細かいことが出来ない。野球を知らない。ずっと続いてる。警戒するとか、感じるとかいわゆる無形の力なんだけど、心理を読むとか、相手の考えを読むということができない。自分の中だけで野球をやってる。メンタルのことが全然出来ない。今年の大きな課題ではあるんだけど。

有銘の野選も大きなミスだけど、相手はバントをやってくるというのに（カウントを）0-2にして・・・シフトでやつけるというのがない。何故、カーブ、カーブと続けるの？一球なら分かる。カーブもあるよと十分思わせることができる。バントの上手い人はカーブの方がやりやすいんですよ。バントが難しいのはインコースの速いボール。ランナーが1塁にいるのだからインコースへの速いボールがセオリーです。ピッチャーゴロになる可能性だってあるんだから。セオリー、常識を知らない。同じパターン。逆転劇も同じですよ。ワンパターンの野球。

マー君も全然ツキがなくなっちゃったね。不思議な子だったのに「マー君、親の子、普通の子」になっちゃった。神様どこか行っちゃった。自立しなさいってことだね。突発性のノーコン病もどうなってるの？突然ストライクが入らなくなる。

負ける野球をしてる。俺を向いて野球をするんじゃなくて、お客さんを向いて野球をするのがプロ野球ですよ。それが我々の使命であり、仕事です。

記者：8試合、仙台で白星がありませんが？
野村：巡り合わせでしょう。いずれにしても野球が出来ない。