斎藤隆選手引退メモリアル

Career

1970

2月14日宮城県仙台市生まれ

1985

東北高校入学
高校3年時に一塁手として第69回全国高校野球選手権大会に出場。
甲子園出場を決めた試合は宮城球場（現コボスタ宮城）

1988

東北福祉大学に進学
2年時に投手へ転向する。1990年に行われた第20回日米野球選手権大会の大学選抜メンバーに選出される。

1992

横浜大洋ホエールズにドラフト1位で入団。
4月7日広島東洋カープ戦に先発でプロ初登板。
このシーズンは6試合に登板、2試合に先発し0勝2敗。

1993

4月29日読売ジャイアンツ戦に登板。9回1失点、10奪三振、完投でプロ初勝利をあげる。
このシーズン149イニングを投げ規定投球回をクリア。
23試合に先発。8勝10敗。

1994

開幕2戦目を投げるなど、先発ローテーション入り。
オールスターゲームに初選出。ナゴヤ球場で開催された第2戦に3番手として登板。5回6回を無失点で抑え、勝利投手となる。
このシーズンは5勝5敗で折り返すも、9勝12敗でシーズンを終える。

: 優秀選手賞の表彰時松井秀喜選手と握手を交わす

1996

最多奪三振（206個）のタイトルを獲得。4月には月間MVPを獲得。

1998

開幕序盤は救援で登板するも、5月終盤から先発に復帰。その後勝星を伸ばし13勝5敗1Sを記録。リーグ優勝、日本一を経験。
日本シリーズでは第2戦、第5戦に先発。初登板初完封など2試合に先発し2勝をあげる。日本シリーズ優秀選手にも選出。

1999

開幕から先発ローテーション入りをし、自己最多の14勝を記録。
14勝3敗でシーズンを終える。

2001

クローザーに転向し、50試合に登板。チーム最多の27Sをあげる。
7勝1敗27セーブ、防御率1.67

2002

この年もクローザーを任される。チーム2番目の39試合に登板、1勝2敗20セーブ。

2003

先発に復帰し17試合に登板。6勝7敗。

2006

メジャーリーグロサンゼルスドジャースと契約
4月18日に初勝利、5月15日に初セーブを挙げる。
この年チーム最多の72試合に登板し、6勝2敗24セーブ

: メジャー初勝利時

2007

開幕からクローザーとして起用。
6月26日に自身最速の159kmを記録。
MLBオールスターゲームに出場1イニングを3者凡退に抑える。
63試合に登板、2勝1敗、リーグ3位の39セーブを挙げる。

: オールスター出場時

2008

開幕からクローザーとして起用も7月にけがもあり故障者リスト入り。
45試合に登板、4勝4敗18セーブ

2009

ボストン・レッドソックスと契約
6月11日に日米通算100勝100セーブを達成。56試合に登板し3勝3敗 2セーブ 3ホールド。

: 日米通算100勝100セーブを達成

2010

アトランタ・ブレーブスと契約
日本人メジャーリーガーとしては初の40歳台での勝利、セーブを記録。
5年連続40試合登板を達成。
56試合に登板し2勝3敗 1セーブ 17ホールド。

2011

ミルウォーキー・ブルワーズと契約
日本人メジャーリーガー史上最多となる5度目のポストシーズン出場
日本人メジャーリーガー最長タイ記録となるポストシーズン通算7試合連続無失点を記録。30試合に登板し4勝2敗 10ホールド。

2012

アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約。開幕前に故障者リスト入りし7月に復帰するも8月中旬に再び故障者リスト入り。
16試合に登板、0勝0敗2ホールド

2013

日本球界に復帰。
5月6日に復帰後初登板し、勝利投手になる。その後、負け無しの3勝4セーブ 4H。球団初めてのリーグ優勝、日本一に貢献。

: 入団会見時の様子

: 日本球界復帰初登板

2014

7月2日にセーブをあげ、44歳4ヶ月で日本プロ野球最年長セーブ記録を更新。
また、7月21日に勝利投手となり、前年を上回る31試合に登板、1勝1敗 3セーブ 9ホールド

: 7月2日セーブをあげ嶋選手と喜びを分かち合う

2015

8月16日に現役引退を発表

: 穏やかな表情で自身のプロ野球生活を語る

Stats

年度	所属球団	登板	勝利	敗北	セーブ	ホールド	完投	完封	無四球完投	勝率	打者	投球回数	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	ボーク	失点	自責点	防御率
1992	大洋	6	0	2	0	0	0	0	0	.000	76	16	18	2	10	0	21	2	0	16	15	8.44
1993	横浜	29	8	10	0	0	2	0	0	.444	627	149	127	15	61	6	125	7	0	66	63	3.81
1994	横浜	28	9	12	0	0	7	3	1	.429	769	181	175	5	69	8	169	2	0	70	63	3.13
1995	横浜	26	8	9	0	0	2	0	0	.471	682	162	166	13	45	6	132	1	0	79	71	3.94
1996	横浜	28	10	10	0	0	11	2	0	.500	801	196.2	157	31	63	11	206	4	1	80	72	3.29
1998	横浜	34	13	5	1	0	1	0	0	.722	572	143.2	131	9	23	2	101	2	0	49	47	2.94
1999	横浜	26	14	3	0	0	5	2	2	.824	754	184.2	178	32	31	6	125	1	1	83	81	3.95
2000	横浜	19	6	10	0	0	1	1	0	.375	493	115.2	123	17	36	3	97	1	0	74	71	5.52
2001	横浜	50	7	1	27	0	0	0	0	.875	251	64.2	51	6	14	0	60	0	0	12	12	1.67
2002	横浜	39	1	2	20	0	0	0	0	.333	197	47.2	37	5	15	4	46	0	0	17	13	2.45
2003	横浜	17	6	7	0	0	1	0	0	.462	439	103.1	103	16	22	9	72	1	0	59	48	4.18
2004	横浜	16	2	5	0	0	0	0	0	.286	211	44.1	64	12	13	2	37	1	1	41	38	7.71
2005	横浜	21	3	4	0	1	0	0	0	.429	457	106	111	12	29	7	93	2	0	50	45	3.82
2006	LAD	72	6	2	24	7	0	0	0	.750	303	78.1	48	3	23	2	107	2	0	19	18	2.07
2007	LAD	63	2	1	39	1	0	0	0	.667	234	64.1	33	5	13	3	78	0	0	10	10	1.4
2008	LAD	45	4	4	18	0	0	0	0	.500	197	47	40	1	16	2	60	1	0	14	13	2.49
2009	BOS	56	3	3	2	3	0	0	0	.600	240	55.2	50	6	25	5	52	1	0	16	15	2.43
2010	ATL	56	2	3	1	17	0	0	0	.400	221	54	41	4	17	0	69	2	0	20	17	2.83
2011	MIL	30	4	2	0	10	0	0	0	.667	108	26.2	21	2	9	1	23	2	0	6	6	2.03
2012	ARI	16	0	0	0	2	0	0	0	----	60	12	17	4	5	1	11	1	0	14	9	6.75
2013	楽天	30	3	0	4	4	0	0	0	1.000	111	26.2	25	1	10	1	25	2	0	7	7	2.36
2014	楽天	31	1	1	3	9	0	0	0	.500	134	31.1	27	2	15	2	21	2	0	9	9	2.59
2015	楽天	2	0	0	0	0	0	0	0	.000	11	2	5	1	1	0	0	0	0	2	2	9
NPB:15年		400	91	81	55	14	30	8	3	.529	6574	1572.2	1493	178	456	67	1330	28	3	712	655	3.75
MLB:7年		338	21	15	84	40	0	0	0	.583	1363	338	250	25	108	14	400	9	0	99	88	2.34

※クリックで拡大

※2015年9月18日現在

Movie

2013年1月8日斎藤隆選手入団会見

生まれ故郷の仙台に戻ってきた斎藤選手。
「生まれもすぐそこです。野球を始めたのもすぐそこです。」
自分の地元のプロ野球チームに入団することについて、そして球団の印象などを語る。

2013年5月6日【ハイライト】コボスタ初のマウンド

1回に3点を先制するものの、7回までに同点に追いつかれたイーグルス。8回表、斎藤隆の名前がコールされ、大歓声で迎えられる。
2アウトから四球を与え一時満塁を許すものの、後続を抑え無失点で切り抜ける。
その裏、１死満塁と攻め立て、相手エラーの間に勝ち越し、松井稼の満塁弾など7得点で、日本球界初登板の斎藤が勝利投手となった。
【2:07頃から】