1st TIME JAPAN CHAMPIONS 2013 TOHOKU RAKUTEN GOLDEN EAGLES - SPECIAL THANKS TO GREAT FANS & TOHOKU -

監督・選手インタビュー

星野監督 日本一インタビュー

記者:日本一に輝きました星野仙一監督です!
星野:7戦まで来てこんなに嬉しいことはないね!

記者:このKスタ宮城で胴上げ、いかがでしたか?
星野:もう最高!東北の子どもたち、全国の子どもたち、そして被災者の皆さん、これだけ勇気を与えてくれた選手を褒めてやってください!

記者:今日の試合、先発は美馬投手でした。その後、則本投手。最後は田中投手がマウンドに上がりました。
星野:本当は考えられないような継投なんだけれども、どうしたって田中が『行く!』と。彼がいたからこそ、この日本シリーズに出られた訳ですから、最後はやはり、あいつが相応しいだとろうということで、彼に託しました!

記者:今日はこのKスタ宮城、今までに見たことがないような、ものすごい熱気に包まれていましたね!
星野:春から来てよ!(笑)寒い中、本当に選手たちは12球団で一番過酷な中で、東北に日本一をプレゼントしてくれました!

記者:楽天にとっても初の日本一、そして星野監督ご自身にとっても、初めての日本一です!
星野:私のことなんてどうだっていいけど、9年目で日本一になれたのは、本当に選手のおかげ!よく私の罵倒に耐えたなと!(笑)

記者:選手たちは一戦ごとに強く、逞しくなっていった気がします。選手たちにはどんな言葉をかけてあげたいですか?
星野:もう今は言葉は見つからないね。最後までどうなるかという思いで見ていましたし、王者ジャイアンツですから。底力を持っていますから、本当に最後の空振りを取るまで、目を疑っていました。田中を信用していなかった訳じゃないんだけれども、昨日みたいなこともあるし。何が起こるか分からん、人生は!

記者:ライバル・ジャイアンツを倒しての日本一。これにはどんな意味がありますか?
星野:短期決戦で王者ジャイアンツをかろうじて、1勝の差で勝ったと。ですが、まだまだ我々はジャイアンツより力が落ちる。ただし、今年は選手がやっつけてくれた!本当にひたむきにこの7戦を、頭を下げて、必死に食い下がって、最後の最後まで戦い抜いてくれました!みんな、選手たちにもう一度、拍手を贈ってやってください!

記者:最後にこの超満員のファン、全国の楽天ファンにメッセージをお願いします!
星野:いやぁ、もう3回(ペナント、CS、日本シリーズ)メッセージを言うチャンスがありましたからね。言い尽くしましたけれど、でも就任当時、大震災で苦労なさっている皆さんを見ると、日本一になってみんなを癒してあげたい!それしかない!と信じてこの3年間やってきました。まだまだ、被災者の皆さん、ご苦労なさっています。ほんの少しでも、雀の涙でも癒してあげられた。そういう風にいつも考えていました。ありがとう!!!

日本シリーズMVP 美馬学選手インタビュー

記者:今日もナイスピッチングでした!
美馬:ありがとうございます!

記者:今日の試合、勝てば日本一が決まる決戦、どういった気持ちでマウンドに向かいましたか。
美馬:緊張は無かったのですけれど、昨日、田中があんなピッチングをしていたのでチーム一丸となって日本一になろうという気持ちで思いっ切り投げました。

記者:前回の登板は東京ドームでした。このKスタ宮城で投げる日本シリーズはどうでした?
美馬:いやー最高ですね!

記者:ジャイアンツの強力打線を2試合無失点に抑えましたね!
美馬:もう出来過ぎですね。本当に出来過ぎです。ありがとうございます。

記者:投げている最中に、このファンの力を感じましたか?
美馬:後押しが凄かったですね。本当にありがとうございます。

記者:今年のポストシーズン、美馬投手は1点も失っていません!
美馬:本当にこれも出来過ぎですね。本当についていましたね、はい。

記者:その力の源はどこにあったのでしょうか。
美馬:本当にチームの雰囲気と球場の雰囲気ですね。本当にチーム一丸というか球場が1つになっていたという感じですかね。

記者:怪我もありました、そういった中で起用し続けてくれた星野監督に対して今どんな思いがありますか。
美馬:ファームでも結果を残していないのに上にあげて頂いたりと、本当に感謝しかないですね。ありがとうございます。

記者:この超満員のファン、そして日本全国の楽天イーグルスファンにメッセージお願いします!
美馬:日本一になったぞーーーっ!!

記者:最後は恒例のアレで締めましょうか!お願いします!
美馬:いきまーす!3・2・1・・・バーーーーンっ!(スタジアム大歓声)

田中将大選手 インタビュー

記者:ナイスピッチングでした!
田中:ありがとうございます!

記者:日本一が決まる大一番、どんな気持ちでブルペンで待機していたのでしょうか。
田中:昨日は本当に情けないピッチングだったので、今日出番がもらえるならいつでも行くぞという気持ちで準備していました。

記者:9回にマウンドに上った時には、球場全体が地鳴りのような響きになりました。どう感じましたか。
田中:意気に感じてこの舞台を用意してくださったチームのみんな、ファンの方々に感謝しながらマウンドに上りました。

記者:リーグ戦に続いて胴上げ投手になりました。試合が決まった瞬間の気持ちを教えてください。
田中:ホッとしました(笑)。

記者:この日本シリーズでの星野監督の胴上げいかがでしたか。
田中:ここKスタ宮城で、東北の皆さんの前で胴上げする事ができて本当に嬉しかったです。

記者:今も場内からは「ありがとう」という大きな声が飛んでいます。このファンの皆さにどんな言葉を伝えたいですか。
田中:ありがとう!!!

記者:今年一年、絶対エースとしてまさにフル稼働しました。田中選手にとってどんなシーズンだったのでしょうか。
田中:最高のシーズンでした!

記者:最後に東北のファン、日本全国の楽天イーグルスファンにメッセージお願いします!
田中:日本一になったぞー!!!

共同記者会見

星野仙一監督

記者:日本一おめでとうございます。
星野監督:ありがとうございます。

記者:改めて今のお気持ちを聞かせてください。
星野監督:いや、まだピンと来ないですね。ホンマかいな!が続いています。

記者:選手から胴上げされた時の手のぬくもり、どのような感じでしたか。
星野監督:いや~『何回上げるんだろう?こいつら。早く降ろしてくれよ!』という思いで(笑)、でも最高に気持ちよかったね。

記者:宿敵ジャイアンツを破っての日本一。また味わいも格別だと思うのですが。
星野監督:ジャイアンツじゃなかったらこんなに嬉しく涙が出るような思いにはならなかっただろうね。私がいつも言うように、プロ野球に入ってV9時代、全盛の頃のジャイアンツに喜びだとか悔しさを教えてもらいましたから、本当に選手たちは良くやってくれたと誇りに思います。

記者:リーグ優勝の時には、まだまだ平幕だとおっしゃっていましたが、今回のシリーズの闘いを振り返って少し格上げになりますか?
星野監督:いや~、どうだろう。小結くらいにはなったかな。小結は負け越したらすぐ落ちますからね。早く大関くらいになってもらいたいなと思っています。

記者:昨日、田中投手で敗れて、正直心中いかがだったでしょうか。
星野監督:まさかあいつがと思っていましたけれども、嫌な感じは正直しました。でも美馬がクライマックスシリーズからすっと良いボール投げてくれてましたから、まあ、7戦まで行ったというその事だけである意味満足していましたけれども。でも昨日選手を集めて良く7戦目まで引っ張ってきたと。でも最後には俺を泣かしてくれよと。こういうひと言でミーティングが終わりました。

記者:その時の選手の表情はいかがだったでしょうか。
星野監督:もう『よし!』と。大体、私がミーティングした後は勝っているんですよね。その縁起も担いでね。ですから、もう田中がやられた後という事で、そのショックをどうやって振り払おうとという思いで話しました。

記者:4勝3敗での優勝。一番の勝因はどこにあったと思われますか。
星野監督:やっぱり投手陣ですね。完璧に抑えられるとは思わなかったのですけれども、向こうも良いピッチャーがたくさんいますしね。ですから競り合いにはなるだろうと。そこで競り合いになればうちのもんだという風な思いを自分に言い聞かせていました。

記者:このシリーズ最後に漢字一文字で表すと、どんな文字が思い浮かびますか。
星野監督:ん~またかい(笑)。プロセスだからね。もっともっとみんながひたむきに野球を勉強して。プロセスですね。

則本昂大選手

記者:中2日での力投、素晴らしかったですね。
則本:ありがとうございます。

記者:日本一になった瞬間どんな気持ちでしたか。
則本:そうですね。やった!とう感じです。

記者:今の気持ち、誰に一番伝えたいですか。
則本:家族に伝えます。

記者:疲れはどうでしょうか。
則本:今は全然無いです。

記者:今一番何をしたいですか。
則本:早くビールかけしたいです!

田中将大選手

記者:最後、やはり締めました。あのマウンドは志願したとおっしゃっていましたが。
田中:はい!

記者:今シーズン最後のマウンド。どんな気持ちで上がったのですか。
田中:昨日やられて、本当にいろいろな方々に申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。最後にこうしてチャンスをもらえましたので、なんとかしっかりと締めたいという思いで上がりました。

記者:あの歓声は聞こえていましたか。
田中:もちろん聞こえていました。

記者:お気持ちは?
田中:ものすごく込み上げてくるものがあり、あれだけの歓声を頂けたというのは本当に幸せな事だと思いました。

記者:改めて日本一の味、いかがでしょうか。
田中:これから味わいます!

美馬学選手

記者:日本一、それからMVPおめでとうございます!
美馬:ありがとうございます。

記者:昨日ゲームをロッカーでご覧になっていてどんな思いだったのですか。
美馬:本当に田中がすごく頑張っていましたので、なんとかこの悔しい気持ちを僕がぶつけて良い試合にしたいなと思っていました。

記者:プレッシャーはありませんでしたか。
美馬:そこまで今回はプレッシャーは感じなかったですね。結構最初から。デッドボールを当ててしまったので、ちょっと何とも言えないですけれども、緊張はあまり無かったです。

記者:クライマックスシリーズからずっと失点無し。好調の原因はどこにあったのでしょうか。
美馬:いや~、あまり分からないですけれども、本当に嶋さんに引っ張ってもらったおかげだと思います。改めて嶋さんのおかげです。

記者:日本一となったお気持ちを聞かせてください。
美馬:まだ実感が無いですけれども、今からビールかけして味わいたいと思います!

松井稼頭央選手

記者:ご自身、小学校を含めて、日本一の経験が無いとおっしゃっていました。今のお気持ちはいかがですか。
松井:本当にまだ正直実感が無いですけれども、少しホッとしています。

記者:キャプテンとして引っ張ってきた分、重圧もありましたか?
松井:キャプテンとして引っ張ってはいないかもしれませんが、今日、初回に迷惑をかけた(エラー)ので、その時に『あれ?結構緊張してたんだ』と思いました。

記者:最後の場面、守っていてどんな気持ちだったのでしょうか。
松井:将大がね、最後締めてくれると思っていましたし、そういう意味で空振りを取った瞬間、本当に嬉しかったです。

記者:日本一、勝ち取りましたね。
松井:やっと日本一です。

記者:おめでとうございました。
松井:ありがとうございました!

嶋基宏選手

記者:リード面でもこのシリーズで成長したんじゃないかという声があります。ご自身で振り返ってリード面、どうでしょうか。
:日頃、あまり褒められる事がないので、褒められている事の方が嫌なので。でも試合中はよくベンチから怒鳴り声聞こえているので、それと闘いながらよく粘ったなと思います。

記者:どんな怒鳴り声が聞こえていたのですか。
:いや、それは言えないですけれども(笑)。今、すごい熱い視線を感じているので(笑)。本当に良かったと思います。

記者:最後のボールを投げさせる時のサイン、指は震えませんでしたか。
:震えはしなかったですが、本当に田中にしても、則本にしても、美馬にしても、その他のピッチャーもそうなんですが、こういう大舞台の中でいつも以上の力を発揮できたというのは、本当に凄い事だと思うし、本当に良い経験ができたと思うので、これを来年から、どんどん活かしていきたいなと思っています。

記者:東北の皆さんに日本シリーズを見せる事ができ、そして日本一を贈る事ができました。今の気持ちいかがですか。
:(震災から)3年かかってしまいましたが、これは長かったのか?短かったのか?自分でもちょっと分からないですけれども、今、結果としてこういう風にリーグ優勝、日本一を、しかも日本一は仙台のKスタ宮城でファンの方々に見せる事ができて、本当に良かったと思っています。

銀次選手

記者:優秀選手に選ばれました。おめでとうございます!
銀次:ありがとうございます!

記者:実はMVPを狙っていましたか?
銀次:はい。正直、狙っていました!

記者:美馬さんと発表された時はどうでしたか。
銀次:でもしょうがないかなと思いました。すみません、美馬さん!(笑)

記者:このシリーズ、攻撃面で貢献できたのでは?
銀次:いえ、そんな事ありません。今日もノーヒットでしたので。

記者:いつも平常心とおっしゃっていました。振り返ってこのシリーズはどうでしたか。
銀次:平常心でいきましたが、やっぱり日本シリーズの空気はビビりました。

記者:どの辺りで?
銀次:どの辺り?常にビビっていました。正直。

記者:実はビビっていた?
銀次:はい。

記者:東北に力をという事で、東北出身の選手ですが、改めて日本一をどのように感じていますか。
銀次:これで東北の皆さんに元気や勇気を届けられたのかなと思います。

記者:さらなる目標を聞かせてください。
銀次:もっともっと努力をして、監督を2年連続の日本一にしたいと思います!

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