10月6日（火）の千葉ロッテ戦の試合後に小山伸一郎選手・永井怜選手の引退セレモニーが行なわれました。

両選手は、ファンの皆さまへの感謝の気持ちや楽天イーグルスでの思い出など、万感の思いをそれぞれスピーチいたしました。

小山伸一郎選手 メモリアルフォトギャラリー
小山伸一郎選手 引退会見

永井怜選手 メモリアルフォトギャラリー
永井怜選手 引退会見

まず、このような引退セレモニーを開いていただき、監督、コーチ、選手、スタッフ、球団職員の皆さま、本当にありがとうございます。

本日をもちまして、19年の選手生活にピリオドを打ちたいと思います。

あまり堅苦しく喋るのは苦手なので、普通にいきたいと思います。
三重の田舎から出てきて早19年、あっという間に駆け抜けた野球人生でした。

思えばドラフト1位で中日ドラゴンズに入団させていただいて、中日の8年間は思うような成績が出ず、無償トレードというほぼクビ同然の扱いを受けて、新しくできた東北楽天ゴールデンイーグルスに入団することになりました。

初めはここの球場も何にもなく、中日ドラゴンズから来たときに衝撃を受けました。
果たしてどうなるかと思っていたのですが……、日本一になることができました！

これもすべて球団職員の方々の努力、そして、弱くても、負けても、負けても声援をくださるファンの温かい声があったからだと思います！

自分も何ができるかなと思ったとき、ただ投げることしかできませんでした。
正直、自分の中では故障なんか絶対にしないと思い続けて、腕を振り続けてきました。
でもやっぱり故障には勝てませんでした。

きょう見ていただいたように、もう無理でしょう（笑）
まだ行けるかなと思ったんですけれど、きつかったです（笑）

もうこれで、こういう球場の笑いだとか、野次だとかが聞けなくなると思うと、本当に寂しいです。でも本当に最高のファンたちでした！

僕は東北楽天ゴールデンイーグルスのユニフォームを選手として脱ぎますが、まだここには若くて勢いのある選手たちがいます。
だから、これからも温かい声援を送ってやってください。お願いします！

最後になりますが、きょう三重から来てくれている家族に……。
お父さん、お母さん、こんなに強い体に産んでくれて、ありがとうございました。

あと、妻にも……。
こんなにワガママでダメな夫でしたけど……、毎日元気に送り出してくれてありがとう。

この夢の続きは、二人の息子に託したいと思います。
本当に19年間ありがとうございました。
センキュー!!!!

まずは、引退セレモニーという大きな舞台を用意してくださった球団関係者の皆さま、ありがとうございました。

きょう私、永井怜は現役を引退します。

2006年の入団以来、たくさんの人たちに支えられて、ここまでやってこれました。

きょうまで、指導してくださった野村監督、ブラウン監督、星野監督、大久保監督、コーチの方々、チームメート、裏方さん、怪我をして大変お世話になったトレーナの皆さん。
たくさんの出会いがあったからこそ、プロ9年間という短い選手生活でしたが、ここまで頑張ることができました。本当にありがとうございました。

また大好きな野球をここまで応援してくれた両親。
いつも隣で支えてくれた家族。
そして、一番はファンの変わらぬ熱い声援のおかげで、きょう現役を終えることができます。本当にありがとうございました。

支えてくれたファンの皆さんに、感謝の気持ちをどのように伝えたらいいかと、常日頃から考えていました。それはプレーで示すことです。しかし、怪我から自分の思うようなプレーができず、ファンの温かい声援に応えられるようなプレーができず、本当に申し訳ありませんでした。

本当なら復活した姿を皆さんに見せることが一番でしたが、これからそれができなくなると思うと寂しいです。一番の悔いです。

現役生活9年という短い選手生活でしたが、大して成績も残せず……。皆さんにとって、記録よりも記憶に残るような選手になっていたら嬉しいです。

最後になりますが、これからはイーグルスのファンとして、皆さんとこのイーグルスを応援していきたいと思います。 また皆さんと一緒に日本一になりましょう！

9年間、本当に最高でした。
本当に、本当にありがとうございました！