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日本一奪回に向けて、新たな体制で臨む東北楽天ゴールデンイーグルス。今年も沖縄・久米島の地で春季キャンプがスタートした。球団創設11年目のシーズン。昨年の初日を上回る報道陣が詰め掛ける中、各選手が初日から実戦的なメニューをこなした。
キャンプ初日は、久米島野球場で監督・コーチ・選手がマウンド前に整列し、歓迎セレモニーが開催された。そして、外野フィールドに移動し、恒例の集合写真を撮影・・・。すると、球場内にHappy Birthday!のBGMが流れ、サプライズでバースデーケーキが登場。大久保博元監督の48歳の誕生日をコーチ・選手・スタッフ・職員の全員で祝福し、和やかなムードの中、練習が始まった。
指揮官として初めて迎えた久米島キャンプ。大久保監督は、朝7時に球場入りし、精力的に動き回った。「100点」と振り返ったこの日、4箇所ノックや、投内連携を3箇所同時で行うなど、効率的なメニューを新たに組んだ。ブルペンでは、則本昂大選手・松井裕樹選手らが勢い良く投げ込むボールを見守った。10時から始まった練習は、16時に全体練習が終了。その後の個別メニューを経て、松井裕樹選手・安樂智大選手らが球場を後にした頃には、すでに日が暮れ、時計の針は18時を回っていた。
「バッテリーを中心とした守りの野球」を標榜する大久保監督の考えが色濃く出ていたキャンプ初日。「我々が予想していた以上に動きが良く、練習量をこなしていた」と充実感に満ちた表情を浮かべた。一昨年の日本一から一転、昨年は最下位。天国と地獄を味わったチームは、最強のV字回復を目指す。キャプテンに就任した嶋基宏選手は、「チームとして新しい気持ちで迎えたこの日。そのことを忘れずにキャンプを過ごしていきたい」と力強く話した。そして、大久保監督も決意を口にした。「失敗しても下を向かず、一致団結して優勝に向かって行く」。
屈辱の一年は終わり、新しいスタートが今日、始まった。
記者:初日を終えていかがですか?
監督:我々が予想していた以上に動きが良く、練習量をこなして来て満足しています。
記者:投手陣をブルペンでご覧になっていかがでしたか?
監督:則本はバンバン放っていたので、慌てないでいいからと思いました。松井も安定していて(ストライクの)枠の中に強く投げているね。戸村も良かったし、先発ローテに入るんじゃないか、という投球だったね。
記者:野手陣も声がよく出ていましたね。
監督:昨日のMTGでも機動力の使える選手・守れる選手を当て込んでいく、と話したので、その意図を汲んでくれて、しっかり高い意識で捕球練習をしていましたね。
記者:今日のキャンプ初日に点数を付けるといかがですか?
監督:100点、100点です。
広報:キャンプを初めて見る立場になっていかがですか?
中島:去年と違い、雰囲気が賑やかな気がしますね。声も出ていて、明るさを感じました。
広報:そういった雰囲気作りの中で、特に気になった選手はいましたか?
中島:藤田一也、嶋基宏、小山伸一郎ですかね。いつも声が出ていますけど(笑)。
広報:キャンプ初日にしては、実践的なメニューも多くありました。
中島:投内連携を3箇所同時でやるなど、効率の良い練習でしたね。
広報:あの3箇所で行う投内連携は珍しい練習ですね?
中島:そうですね。大久保監督が二軍監督時代は、ファームで良く取り入れていましたね。
広報:今日はブルペンでも投球を見ました。
中島:則本、相原、菊池、松井、辛島、西宮、入野、加藤らですね。単純に凄かったです。
広報:ブルペンで捕手の後ろから投球を見ることも初めてでしたよね?
中島:はい。自然と左投手に目が行ってしまいますね。つい打ち方を考えてしまいます(笑)。
広報:”左投手キラー”として、松井裕樹選手の投球はいかがでしたか?
中島:手元でグッと来ていましたね。ボクには打てないですよ(笑)。