左上より木村謙吾選手、勧野甲輝選手、阿部俊人選手、榎本葵選手、加藤貴大選手、川口隼人選手
左下より塩見貴洋選手、星野仙一監督、美馬学選手

12月13日(月) に仙台市内のホテルで「東北楽天ゴールデンイーグルス　新入団選手発表会見」を行いました。

新人8選手は、大勢の報道陣のカメラだけでなく、ファンクラブ会員約200名の熱視線を浴びて、少し緊張した面持ちも見せながらも、小さい頃から夢だったプロ野球選手になれる喜びを堂々とした受け答えで披露してくれました。

以下、本日の「新入団選手発表会見」を一部公開します。
東北楽天ゴールデンイーグルスへ入団した新人選手へ、温かく熱いご声援をよろしくお願いいたします。

なお、背番号は下記の通りとなりましたので、併せてお知らせいたします。

島田亨　代表取締役社長 オーナー

ファンの皆様、ファンクラブ会員の皆さん、今年も楽天イーグルスをご支援していただきましてありがとうございます。
それにも関わらず、今年は成績がふるいませんでした。この状況に我々フロントも強い危機感を持ち、強い意志を持ち、来季へと臨んでおります。
隣に星野監督がいらっしゃることもその意志のあらわれであります。
補強の方も精力的に進めておりますし、岩隈選手も残留が決定したということで、本人は無念であったとは思うのですが、球団としては嬉しい誤算で、着々と体制を整えております。

育成を含めて8人の新入団選手を迎えることを嬉しく思うと共に、8人には良い意味でタフな精神で、先輩達との競争を楽しむことを期待しています。来年もご期待ください。

星野仙一監督

ファンの皆様には初めてお目にかかるのではないかという気がしますが、今日こうして8人の新人が入団しました。
彼らは子供の頃からプロ野球を夢見て、チャンレンジし、今、こうして入団発表にこぎ着けました。
ここまではある意味プロセスを楽しんで夢を掴んだように見えますが、この夢も一区切りがつきました。また新たな夢にチャレンジし、少なくとも同年代には負けない、そして力をつけて他の球団のライバルにも負けない、一つ一つの目標を打ち破って「このポジションは俺のものだ」というのをしっかり掴んでほしい。特にピッチャーは「クリネックススタジアム宮城のマウンドは俺のものだ」という強い意志をもって投げ抜いてほしい。そして楽天イーグルスに大きく貢献するような、プロ野球に大いに貢献するような選手に育ってほしいと願っています。おめでとう！

記者会見質疑応答

「ようやく楽天イーグルスの一員になれた」と塩見選手

記者：楽天イーグルスに入団した感想と、楽天イーグルスに持っているイメージを教えてください。
塩見：ようやく楽天イーグルスの一員になれたので、嬉しい気持ちでいっぱいです。まだ若いチームだと思うので、頑張っていきたい。
美馬：小さい頃からの夢だったプロ野球の世界にやっと入ることが出来て、スタート地点に立ったという実感があります。楽天イーグルスは若いし、勢いがあり、星野監督が就任されてこれから強くなるチームだと思いますので、その一員として野球ができることを嬉しく思います。
阿部：夢だったプロ野球選手になることができましたので、これからは夢が与えられるような選手になりたいです。
榎本：小さい頃から憧れていたプロ野球選手になれて嬉しく思います。楽天イーグルスは、選手とファンが一体になって戦っている素晴らしいチームだと思います。
勧野：小さい頃からの夢であったプロ野球の選手になれて良かったです。まだまだ足りない部分がありますので、率先して練習に取り組んでいきたいと思います。
加藤：小さい頃から追いかけていた舞台に立つことが出来て嬉しく思います。若くて、これから強くなるチームだと思いますので、その一員になれることを嬉しく思います。
木村：地元球団にドラフトから入団するのは初の選手ということですので、一生懸命に頑張ります。
川口：小さい頃からプロ野球選手になりたいと思っていたので嬉しく思います。まだ育成なので、一日でも早く支配下登録されるように精一杯頑張ります！楽天イーグルスは投手力のあるイメージですが、自分は野手なので、野手でもいけると言われるように精一杯頑張ります。

「夢が叶ってよかった」と美馬選手

記者：プロ野球とはどんなものでしたか。
塩見：小さい頃からの夢で、当初は手に届かないものでしたが、諦めず努力したことで夢が叶ったので、嬉しかったです。
美馬：プロは憧れていましたが、夢が叶ってよかったです。入っただけでは満足せずに、一軍で活躍して今度は自分が夢が与えられるような選手になりたいです！
阿部：プロ野球選手になれて嬉しいです。プロに入ったら凄いプレイヤーの技を盗み、一軍に上がりたいです。
榎本：プロ野球は夢であり目標でした。元気に一生懸命に頑張ります。
勧野：指名されたからには全力でやります。人間的にも技術的にもレベルの高い世界だと思うので、プラスになるものはどんどん吸収したいです。
加藤：小さい頃からプロ野球を見ていて、自分もなりたいと思ってここまできたので、今度は小さい子供達に夢をもってもらえるような選手になりたいです。
木村：小さい頃からの夢でしたが、育成なので、一日でも早く一軍で投げられるように頑張ります。
川口：一日でも早く支配下登録されるように頑張ります！

「松井稼頭央選手のように」と阿部選手

記者：対戦してみたい選手や目標の選手を教えてください。
塩見：工藤（公康）さんを目標にしています。ストレートが速く、カーブの曲がりが大きいのでプレースタイルが似ていると思いますし、息の長い選手なりたいからです。パ・リーグのバッターはいい打者が多いので、全員と対戦したいです。
美馬：岩隈選手のように日本を代表する選手になりたいです。
阿部：松井稼頭央選手のように走攻守が揃った選手なりたいです。3割、30本、30盗塁ができるような選手になりたいです。
榎本：鉄平選手のように走攻守が揃った選手になりたいです。日本を代表するダルビッシュ選手（北海道日本ハム）と対戦してみたいです。
勧野：高校の先輩でもある清原さんに少しでも近づけるようになりたいです。全員と対戦したいです。
加藤：兄でもある加藤幹典選手（東京ヤクルト）と投げ合いたいです。小さい頃から負けてばかりで、ようやく同じ舞台に立てるので、これからが本当の勝負だと思うし、燃えています！
木村：12球団全ての選手と対戦したいです。自分はまだまだ未熟なのでいろんな選手と対戦して、色々学べたらと思うので全員と対戦したいです。
川口：内村選手を目標にやっていきたいと思います。同じようなタイプで、同じ歳なので絶対に負けたくないという気持ちを強く持っているので、勝負したいです。対戦したい選手は・・・プロでやっていける喜びをかみしめて、誇りをもってやっていきたいです。

「元気よくやっていきたい」と榎本選手

記者：星野監督の印象と、どうアピールしていくか教えてください。
塩見：闘将。熱い人だと思っています。その熱さに負けないように、僕も熱くプレーしていきたいと思います。
美馬：闘将と呼ばれる監督の下で戦う一員として、強い気持ちでプレーしていきたいです。
阿部：闘将というイメージを持ってます。新人らしく熱くアピールしていきたいです。
榎本：熱血漢の素晴らしい監督だと思います。とにかく一生懸命元気よくやっていきたいと思います。
勧野：自分では経験してないことをたくさん知っていらっしゃると思うので、分からないことは自分から質問していきたいです。全力プレーでアピールしていきます。
加藤：闘将と言われているので、気持ちを出してアピールしていきたいです。
木村：厳しい方と聞いているので、負けずに元気よくやっていきたいです。
川口：厳しいという印象が物凄いあるのですが、厳しい中でやった方が自分も向上できるので、良かったと思います。小さい身体ですが、フルに使ってアピールしていきたいです。

「新人らしく全力で」と勧野選手

記者：一年目の目標を教えてください。
塩見：怪我なくキャンプを乗り越えて、開幕一軍を目指します。
美馬：まずは開幕一軍を目指します。今まで怪我が多かったのですが、怪我なく一軍でフルに活躍したいです。
阿部：開幕一軍を目指します。先輩の技を盗んでいきたい。
榎本：がむしゃらに元気よく、ファンの方々に名前と顔を覚えてもらえるように頑張りたいです。
勧野：新人らしく全力で頑張りたい。一軍で活躍して仙台を熱くしたいです。
加藤：一日でも早く支配下登録されることです。
木村：自分は太っているので（場内・笑）、まずは体を絞って、一年目はしっかり体作りをしていきたい。そして育成から支配下へ徐々にステップアップしていきたいです。
川口：一年一年が勝負だと思っていますが、1年で絶対に支配下登録されるように頑張ります！

支配下登録に闘志を燃やす加藤選手

記者：仙台の印象と、野球以外で楽しみにしていることを教えてください。
塩見：街が綺麗ですし、自然もあり、住みやすいと思います。美味しいものを食べたいです。
美馬：ファンの方々が温かく迎えてくれました。美味しいものがたくさんあると聞いてるので、美味しいものが食べたいです。
阿部：仙台は優しくて温かい人が多いので、ファンの期待に応えられるようにしたいです。
榎本：中学時代から何度か来ていて、優しくて温かくしてもらえています。牛タンをたくさん食べたいです。
勧野：仙台は初めてなのですが、綺麗な街だと思います。ファンの方が温かいので、期待に応えられるように全力で頑張ります。
木村：（答える順番を間違ったまま）仙台は18年目なんですけど（場内・笑）、寮生活が初めてなので、不安と楽しみがあります。
加藤：（答える順番を）抜かされてしまったのですが・・・（場内に笑いが起きて、木村選手は恥ずかしそうな表情を浮かべる）、仙台は初めてですが綺麗な街という印象です。活躍して皆さんに名前を覚えてもらって、ここにずっと住みたいです。
川口：楽天イーグルスのファンが温かい印象です。満員のスタンド中でプレーがしたいです。

地元出身の木村選手

記者：自分の背番号について率直な感想を教えてください。
塩見：「11」という素晴らしい番号をいただけて光栄です。期待に裏切らないようにしたいです。
美馬：「31」は大学3年で初めてもらった番号で、思い入れがあります。大事にしていきたいです。
阿部：「9」という良い背番号をもらえました。「9＝阿部」と言われるように頑張ります。
榎本：「36」番という期待を裏切らないようにしたいです。
勧野：背番号を頂けただけでもありがたいですし、「60」を皆さんの記憶に残せるように頑張りたいと思います。
加藤：「121」は三ケタで悔しいので、一日でも早く二ケタにしたいです。
木村：自分も三ケタは悔しいです。一日でも早く二ケタにしたいです。
川口：三ケタは恥ずかしいので、ちゃんとした背番号がもらえるように頑張ります。

「肩に自信があります」と川口選手

記者：自分のアピールポイントを教えてください。
塩見：ストレートのキレとコントロールには自信があるので、アピールしていきたい。
美馬：150キロを超えるストレートとスライダーのキレです。大学、社会人と抑えを経験してきたので、ストッパーになれるように頑張ります。
阿部：走攻守全てを見てもらいたいです。
榎本：外野の間を抜ける打球を見てもらいたいです。
勧野：飛距離は誰にも負けない気持ちを持ってます。チャンスに強い、ここ一番で打てる打者になりたいです。
加藤：まだまだですが、打者に向かっていく姿勢をみてもらいたいです。
木村：マウンド度胸です。ピンチで抑える自信があります。先発でもリリーフでもどこでもいける自信があります。
川口：肩に自信がありますので、強肩を活かして、観客を魅了できるようにしたいです。

星野監督

記者：星野監督へ質問です。監督に復帰され、新人を迎え、思うことはございますか。
星野：40年前の自分を思い出していました（笑）。私にもこういう初々しい時代があったんだな、と。

記者：新人達に期待することは。
星野：プロに入る前の注目というのはアマチュア時代の活躍で決まるんでしょうけど、これからは（入団後は）どれだけ自分が世の中の皆さんへアピールできるか。これで勝負が決まる。今、騒がれている仲間に負けないように、それを追い越して自分をどんどんアピールできる選手になってほしいと考えています。