2020/12/05 (土)
チーム

久保裕也選手、青山浩二選手 引退セレモニー

12月5日(土)「楽天イーグルス ファン感謝祭2020」で、青山浩二選手、久保裕也選手の引退セレモニーを開催いたしました。

久保裕也選手 ご挨拶

まず始めに、このような花道を用意してくださいました、楽天イーグルス、球団関係者の皆さま、寒い中お付き合いいただいている選手の皆さま、楽天イーグルスファンの皆さま、本当にありがとうございます。
2003年、読売ジャイアンツに入団し、プロ野球選手として、第1歩を踏み出しました。読売ジャイアンツでは、先発・中継ぎ・抑えと、本当にたくさんの経験をさせていただきました。
怪我もあり、手術もあり、思い返せば苦しいこと、辛いことばかりでしたが、素晴らしい指導者に出会い、素晴らしい先輩方に出会い、仲間に恵まれ、温かいファンに背中を押され、13年間背番号11を背負い続けることができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
2015年、読売ジャイアンツを去ることになり、真っ先に声をかけていただけたのが、横浜DeNAベイスターズでした。新天地で心新たに、自分の持っているものをすべてぶつけようと望んだシーズンでしたが、なに1つ結果は残せず、たった1年で退団することとなってしまいました。本当に申し訳なく思います。
そして、移籍先が決まらないまま、不安な毎日を過ごしてきました。そんな時、手を差し伸べてくれたのが、東北楽天ゴールデンイーグルスでした。

入団テストの時はあまり手応えはありませんでした。しかし、経験を買ったと、合格をいただきました。心の底から嬉しかったです。帰りのタクシーで緊張から解放されたのか、号泣したことを今でも覚えています。
楽天イーグルスを最後の球団にする。そう決めて1日1日を大切に過ごしてきました。また野球ができる喜びと、あきらめないでよかったと思う気持ちと、今度こそ恩返しをするという強い気持ちを持って、毎日1球1球気持ちを込めて投げ込んできました。
マウンドに上がったとき、こんな僕にも大きな声援をいただき、心強く、たくさんの勇気をいただきました。楽天イーグルスファンの皆さま、本当にありがとうございました。
たくさんの方に支えられ、楽天イーグルスで4年間プレーすることができたこと、本当に誇りに思います。ありがとうございました。
最後に、コロナの影響で今日来られなかった福岡にいる両親と、妻にメッセージを送らせてください。
小さいころから、なに不自由なく、野球をやらせていただき、本当にありがとうございます。
プロ野球選手としては、決して大きくない体ですが、父親譲りの抜群の野球センスと、母親譲りのマイペースさで、18年間闘い抜くことができました。そんな2人から貰った大事な体にたくさん傷をつけってしまったこと、心から申し訳ないと思っています。しかし、その傷が、このプロ野球界で闘い抜いた証として、一生消えない勲章となり、僕の体に刻まれました。生んでくれてありがとう。2人の子供で本当に良かった。本当にありがとうございました。
妻には、普段言えない感謝の気持ちを手紙にしてきました。
『ユカへ。いつも思う存分野球をやらせてくれて本当にありがとう。プロ野球選手の妻として、いつも体調管理や栄養管理など本当に大変だった思います。股関節を手術したとき、身動きの取れない僕のために、病室に泊まり込み、硬い椅子をベッドにして、ついてくれましたね。リハビリが思うようにいかず、焦りと不安でイライラしている僕を、いつも優しく接してくれました。シーズン中、疲れ果ててぐったりしているときには、か弱い力で、いっぱい汗をかきながらマッサージをしてくれましたね。最高のトレーナーです。初めて戦力外になったとき、誰より悔しがり、先に泣いてくれたこと、今でも覚えています。発言1つ、言葉の大切さや重みを、改めて教えてくれました。夫として、何もしてあげられませんが、少しずつ恩返ししていきます。どんな時も味方でいてくれて、支えてくれて、信じてくれて、本当にありがとう。ユカに出会えて本当によかった。これからもよろしくお願いします。そして、生まれ変わってもまた、結婚しましょう。』

青山浩二選手 ご挨拶

まず、このような場を作っていただき、球団関係者の皆さま、選手、ファンの皆さま、本当にありがとうございます。
そして、野球を始めさせてくれた両親、支えてくれた妻や家族の皆、本当にありがとうございました。
15年間、たくさん投げました。たくさん打たれました。たくさん打たれても大きな声援をいただきました。
僕は今年で選手を引退します。
僕はこの景色が大好きです。
(ここまで続けることができたのは、自分が)強いということではありません。
人に支えてもらわなければ、ここまでできませんでした。僕はピッチャーとして、投げるのが仕事です。どこでも投げるのが当たり前だとずっと思ってやってきました。弱いところは見せたくなかったです。人に恵まれ、チームに支えられ、ずっとやってこれました。
15年間いろいろなことがありました。(2011年に)震災が起き、復興を目指して、チームが一つの方向を向いて、(2013年に)優勝できました。日本一にもなりました。僕は本当に幸せです。
小さいころから夢だったプロ野球選手として、本当に夢のような幸せな毎日でした。

できれば、まだまだ投げたかったですが、これからはチームの皆にこの場を託して、日本一のこのチームに、がんばってほしいと思います。
この地で、15年間育てていただいて、自分のためにチームのためにやってきました。
これからは、それを人のために野球をもっと勉強して伝えていきたいと思います。
この先は楽天イーグルスに残り、アカデミースクールで子供たちを教えます。
夢を持った子供たちのために精一杯、全力で挑みたいと思います。
僕も最後に一言いいます。
「野球選手、めちゃくちゃ楽しかった!!」
15年間、本当にありがとうございました。

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