・天気:曇り
・気温:17℃
・風速:1.5m/s
・観客数:750人
・報道数:80人
久米島キャンプ8日目は、冷たい風が吹きすさび、寒々とした天候となった。今キャンプ一番の厳しい天候となったが、練習メニューに変更はなく、予定通りに消化した。
この日は、投内連携後に、室内(ホタルドーム)に場所を移し今回が3度目となる非公開練習を実施。ランナー1塁時のバントシフトに関して確認を繰り返した。さらに球場に戻り、シートノック後には「ランナー1・3塁セーフティースクイズ時の送球間の走塁練習」を敢行。バントを処理した三塁手による一塁送球の間に、3塁走者が三本間でタイミングを取りながら本塁を陥れるため走塁練習を行った。緻密なチームプレーの徹底する意識が随所に垣間見られた。
また、午前中には、侍JAPANの小久保裕紀監督が12球団最後の視察として来島。ブルペンでは則本昂大選手の投球を見守った。松井裕樹選手の投球を目にすることは出来なかったが、小久保監督は「(メンバー入りの)候補に入っている」と明言。それを受け、松井裕選手は「候補に選んでいただき光栄です。プロの選手が集まるところで、より重みがある。この機会を目指してずっとやってきました。選ばれるようにキャンプでしっかり調整したい」と話した。
午後からは、毎年恒例の「久米島フェスティバル」を開催した。ファームの仲里野球場からも選手が合流し、全選手が集結。東北楽天ゴールデンイーグルス久米島協力会会員や少年野球チームの子供たち約200名が参加した。選手は7つのグループに分かれ、浮き球ベースボール・ストラックアウト・フリスビー・キックボウリング・グラウンドゴルフなどを行い、一緒にゲームを行い交流した。天候を考慮してホタルドームでの開催となったが、先日の大運動会に続き、この日も選手が個性を存分に発揮。珍プレーや笑いが絶えないイベントとなった。松井裕選手は、安樂選手と同じチームで参加。浮き球を使った子供たちとの野球ゲームでは、バットを叩きつけながら真剣に盛り上がり、安樂選手がプロ初(?)となる実戦登板を3者! 凡退で終えると、笑顔で駆け寄った。
最後は、子供たちからの指名を受けて、松井裕選手が挨拶を行った。「今日は寒い中、お集まりいただき、ありがとうございました」と切り出すと、小山伸一郎選手から「ここは室内だぞ!(笑)」と横槍が入った。それでも苦笑いを浮かべながら、「リーグ優勝・日本一を目指して頑張ります」としっかりと締め括った。練習日の束の間の休息。明日の第2クール最終日に向けて、リフレッシュして臨む。