2015/02/08 (日)
チーム

【春季キャンプレポート】2/7(土)オーダーメイドな練習

フジ・コーポレーション スプリングキャンプ 2015

・天気:曇り
・気温:17℃
・風速:1.5m/s
・観客数:750人
・報道数:80人

久米島キャンプ7日目は、風もなく、穏やかな天候。晴れ間も差し込み、寒さを感じることのない過ごしやすい一日となった。

この日は、昨日に続き、紅白戦を実施。今日は6イニングの試合を行った。紅組:永井怜選手、白組:戸村健次選手の先発で始まった試合は、白組の多彩な攻撃が目立った。1回裏に「1番・センター」で出場した森山周選手がライト線への二塁打で出塁すると、続く山﨑浩司選手のセンター前タイムリーであっという間に先制点を奪った。2回裏には、2つの犠牲フライで2点を追加し、さらに1・3塁からダブルスチールが成功。この回だけで一気に3点を奪った。3回裏には、打撃好調の中川大志選手がセンター前タイムリーを放った。この5点を昨日も登板した相原和友選手・大塚尚仁選手・武藤好貴選手・西宮悠介選手が守り抜き、5-0で白組が勝利。紅組は聖澤諒選手がこの日も2安打を放ち、濱矢廣大選手が好投を見せた。試合全体としては、盗塁・エンドラン・バスター・犠牲フライ、ダブルスチールなど、多彩な攻撃パターンで塁上をかき回すシーンが何度も見られた。

そして、この日は、仲里班からやって来た枡田慎太郎選手が「6番・指名打者」で出場した。バットを鋭く振り抜くと、大きく飛んだ打球は右中間を突破。三塁ベースに到達すると左腕を突き上げるガッツポーズで笑顔を見せた。「思ったよりしっかり振ることが出来ました。しっかり形を作ること、強いスイングをすることを意識しています」。久し振りとなった一軍での練習。しかし、このキャンプで枡田選手が久米島野球場にやって来たのは、実は今回が3度目になる。他選手が昼の休憩をしている間に、打撃練習を集中して行う通称「ランチ特打」というメニューがある。響き渡る乾いた打球音と高く上がる放物線は、昼の風物詩。枡田選手は、1日・3日に、他選手が誰も練習していていない久米島野球場のグラウンドで、森山選手と一緒に、ひたすらバットを振り続けた。

大久保博元監督が実践している「オーダーメイド」な練習。その象徴が枡田選手であり、森山選手ということになる。「打ち込んで欲しい選手、盗塁をして欲しい選手などは仲里班で鍛える」とキャンプ前に宣言していた通り、枡田選手に対しては、苦手な守備ではなく、長所であるバッティングを伸ばすことに主眼を置いている。本人も「打撃において全てのことを考えています。調子の波を一年間通じてなくすことなど、色々と考えています」と話す。打撃練習に多くの時間が割かれる毎日。いかに打つか、いかに遠くに飛ばすか、いかにチャンスで打つか、打撃を極めることに集中する日々が続く。個々のスタイルに合った練習メニューの徹底。個性を活かし、一体団結の精神でチーム一丸という大きなパズルが完成されていく。

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久米島野球場
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仲里野球場
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春季キャンプレポート2015

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