・天気：曇り
・気温：18℃
・風速：4m/s
・観客数：400人
・報道数：65人

久米島キャンプ3日目は、この日も雲に覆われた。太陽が顔を覗かせる時間があったものの曇り空に終始した一日となった。この日は節分。久米島キャンプ恒例の豆まきには、銀次選手が参加した。昨年に続き鬼に扮したしたお笑いコンビのサンドウィッチマンに、豆を投げ付けた。追い払いたいものを問われ「（オリックス）糸井さんです！」と即答。昨年にタイトルの座を阻まれたライバルの名前を挙げ、改めて今年の首位打者を誓った。

この日は、このキャンプ初となるシートノックを実施。外野には、レフト：岡島豪郎選手・島内宏明選手・ウィーラー選手、センター：松井稼頭央選手・聖澤諒選手・福田将儀選手、ライト：牧田明久選手・中川大志選手という新しい形が試された。守備位置を再配置した新しい挑戦。大久保監督は「基本的にはこの陣容でやっていきたい」と語った。

そして、注目を集めた選手は、新外国人・サンチェス選手。キャンプ初日から3日連続となる打撃練習。「とにかく野球をしたい。毎日プレーしたい」と張り切る助っ人は、「キャンプ中の打撃では、まず右方向を意識しています。練習を重ねて行く毎に左方向にシフトしていきます」と話す言葉通り、右中間を中心に強い打球を飛ばした。「これは自分のルーティンであって、右方向を意識することで体が開かない。今日は最後にレフトに打ちましたが、出来るだけ右方向を意識しています」。この日は39スイングで3本のホームランを放った。最後のレフトへの一撃は、外野にそびえる13メートルの防球フェンスを越える場外弾。大久保監督も「ボールを最後まで良く見てスイングをしている」と唸った。

しっかりボールを呼び込み強く振り抜く打撃フォームを目にすると、周囲は背番号「3」を2年前に所属したマギー選手と重ね合わせる。「マギー選手と見た目は似ているかもしれませんね。打撃の中で意識している部分は違うと思いますが」とプライドを覗かせる。昨年までプレーしたMLBでは、この時期はまだキャンプ前の調整時期に過ぎない。「調子を上げていくタイミングに関して、ここという時期は決めていません。打撃練習では、ホームランを打つことが目的ではないです。自分の打撃をすることを意識して、調子を見ながらやっていきたいと思います」。決してペースを乱すことはない。打線の核として期待を受ける主砲は、開幕へ向けて冷静に動き出した。

広報：今日はJSPORTSの生中継で解説デビューでしたね。
中島：50点ぐらいですね。準備していたことは言えましたが、想定外の質問が来ると困りますね（笑）。

広報：明日も引き続き11:30から生出演です。
中島：タケシさん（山﨑武司）と一緒

広報：今日は聖澤諒選手にインタビューしていました。
中島：やりやすいですね（笑）。

広報：後輩の練習している姿をどのようにご覧になっていましたか？
中島：例年とは違う気持ちでやっていますね。今年は「一番・センター」を奪い取ると気合が入っています。

広報：気持ちを前面に出していますね。
中島：そうですね。普段は頑張っている感を出さない選手ですからね。

広報：ずっと仲が良いですよね。聖澤選手が楽しそうな顔をしています。
中島：2008年に彼がルーキーで入った時の相部屋がボクでした。最初は猫を被っていましたね（笑）。