2015/02/02 (月)
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【春季キャンプレポート】2/2(月)希望に満ちた初ブルペン

フジ・コーポレーション スプリングキャンプ 2015

・天気:曇り
・気温:17℃
・風速:4m/s
・観客数:250人
・報道数:65人

久米島キャンプ2日目は、終日曇り空の中で行われた。時折り晴れ間が差し込む空模様の中、予定通りに練習メニューをこなした。この日からは練習に先立って、朝9時からアーリーワークを実施。10時半からの練習開始前には、毎年恒例となる久米島特産品の寄贈を受け、大久保監督が「選手も感謝しています。日本一を奪回して、泡盛をたくさん飲めるように頑張ります」と話した。

この日の注目は、ドラフト1位で入団した安樂智大選手だった。プロ入り初となるブルペン投球には多くのファンと報道陣が殺到。10台のテレビカメラとシャッター音が響き渡る異様な雰囲気の中、18歳は、堂々と、捕手を立たせて力強く40球を投げ込んだ。「報道陣の方もたくさんいましたが、カメラの音も気にすることなく投げることが出来ました」と、周囲の喧騒に影響されることなく、平然と話した。「ブルペンに入ることが出来ただけで大きな収穫です。調子はそれほど良くない状態でしたが、腕の振りは良かったです。これから日に日に良くなっていくと思います」と冷静に振り返った。

堂々の初プルペン。だが、本人は納得していない。 「松井さんの投球を見て、力んでしまいました」。ブルペンで投げる安樂選手のすぐ隣りには、1年先輩の松井裕樹選手がいた。捕手から向かって、右に安樂・左に松井。投球時には否が応でも先輩の姿が視界に入る。力強い振りからキレのあるボールを連発する左腕の姿を見て、「平常心で投げようと思ったのですが、どんどん力んでしまいました」と苦笑いを浮かべた。

甲子園に衝撃を与えた若きコンビの初競演。背番号「20」の後輩が「いつまでも松井さんの後ではいけないですよね。追い付き、追い越せの気持ちで、焦らずに一軍のローテーションを目指したいです」と話せば、背番号「1」の先輩は、「刺激になりますし、一緒に切磋琢磨していきたいです。2人でタイトル争いが出来るようになりたいですね」と続いた。そして、この日のブルペン競演を振り返り、「投げるタイミングが重なってしまう時、互いに体が向き合って視界に入ってしまうので、『あっ!』と思って投げていました」と打ち明け、笑い合った。微笑ましくも、向上心に満ちた2人には、無限の可能性が詰まっている。そして、この2人の存在が、イーグルスの未来を明るく照らす象徴になる。大物ルーキーの初プルペンは、希望に満ち溢れたスタートとなった。

■シャーパー中島のキャンプレポート

中島俊哉ジュニアコーチ

広報:今日は松井稼頭央選手にインタビューしていましたね。
中島:毎年、本当にたくさん練習をしているので、あの年齢まで(プロで)出来るのだと改めて思いました。

広報:松井選手は今年から外野手に挑戦します。外野手の先輩として何か話しましたか?
中島:ないですよ(笑)。冗談で何かあるか聞いたら『教えてくれ』と言われて焦りました(笑)。

広報:それから、ブルペンでは安樂智大選手と松井裕樹選手が並んで投球をしていました。
中島:将来はこの2人が、クマ(岩隈久志)とタナカ(田中将大)のような感じになれば良いですよね。楽しみです。

広報:2人の投球を同時に見ていて、いかがでしたか?
中島:安樂選手は球が強いですね。腕のしなりが柔らかいと思います。松井選手はエグイ球を投げていますよ。もう仕上がっているのではないですかね?

広報:今日は練習後に2人にインタビューをしました。
中島:絡みがほとんどゼロなので(笑)。緊張しました。インタビューでの話を聞いていても本当に落ち着いていますね。慣れている感じですね。

広報:ご自身と比べていかがですか?
中島:プロ12年でしたが、ボクは最後まで慣れませんでした(笑)。2人は現段階でボク以上です!(笑)

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