2013/11/03 (日)
チーム

「選手たちは誇り」星野監督と6選手が共同記者会見で日本一の喜びを語る。

楽天イーグルス初の日本一!!!

球団史上初の日本一を果たした東北楽天ゴールデンイーグルスは、星野仙一監督の胴上げ後に、監督・選手が出席し共同会見を行いました。

初の日本一への軌跡がここに。
楽天イーグルス 日本一記念特設サイト

■共同記者会見

星野仙一監督

共同記者会見の様子

記者:日本一おめでとうございます。
星野監督:ありがとうございます。

記者:改めて今のお気持ちを聞かせてください。
星野監督:いや、まだピンと来ないですね。ホンマかいな!が続いています。

記者:選手から胴上げされた時の手のぬくもり、どのような感じでしたか。
星野監督:いや~『何回上げるんだろう?こいつら。早く降ろしてくれよ!』という思いで(笑)、でも最高に気持ちよかったね。

記者:宿敵ジャイアンツを破っての日本一。また味わいも格別だと思うのですが。
星野監督:ジャイアンツじゃなかったらこんなに嬉しく涙が出るような思いにはならなかっただろうね。私がいつも言うように、プロ野球に入ってV9時代、全盛の頃のジャイアンツに喜びだとか悔しさを教えてもらいましたから、本当に選手たちは良くやってくれたと誇りに思います。

記者:リーグ優勝の時には、まだまだ平幕だとおっしゃっていましたが、今回のシリーズの闘いを振り返って少し格上げになりますか?
星野監督:いや~、どうだろう。小結くらいにはなったかな。小結は負け越したらすぐ落ちますからね。早く大関くらいになってもらいたいなと思っています。

記者:昨日、田中投手で敗れて、正直心中いかがだったでしょうか。
星野監督:まさかあいつがと思っていましたけれども、嫌な感じは正直しました。でも美馬がクライマックスシリーズからすっと良いボール投げてくれてましたから、まあ、7戦まで行ったというその事だけである意味満足していましたけれども。でも昨日選手を集めて良く7戦目まで引っ張ってきたと。でも最後には俺を泣かしてくれよと。こういうひと言でミーティングが終わりました。

記者:その時の選手の表情はいかがだったでしょうか。
星野監督:もう『よし!』と。大体、私がミーティングした後は勝っているんですよね。その縁起も担いでね。ですから、もう田中がやられた後という事で、そのショックをどうやって振り払おうとという思いで話しました。

記者:4勝3敗での優勝。一番の勝因はどこにあったと思われますか。
星野監督:やっぱり投手陣ですね。完璧に抑えられるとは思わなかったのですけれども、向こうも良いピッチャーがたくさんいますしね。ですから競り合いにはなるだろうと。そこで競り合いになればうちのもんだという風な思いを自分に言い聞かせていました。

記者:このシリーズ最後に漢字一文字で表すと、どんな文字が思い浮かびますか。
星野監督:ん~またかい(笑)。プロセスだからね。もっともっとみんながひたむきに野球を勉強して。プロセスですね。

則本昂大選手

共同記者会見の様子

記者:中2日での力投、素晴らしかったですね。
則本選手:ありがとうございます。

記者:日本一になった瞬間どんな気持ちでしたか。
則本選手:そうですね。やった!とう感じです。

記者:今の気持ち、誰に一番伝えたいですか。
則本選手:家族に伝えます。

記者:疲れはどうでしょうか。
則本選手:今は全然無いです。

記者:今一番何をしたいですか。
則本選手:早くビールかけしたいです!

田中将大選手

共同記者会見の様子

記者:最後、やはり締めました。あのマウンドは志願したとおっしゃっていましたが。
田中選手:はい!

記者:今シーズン最後のマウンド。どんな気持ちで上がったのですか。
田中選手:昨日やられて、本当にいろいろな方々に申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。最後にこうしてチャンスをもらえましたので、なんとかしっかりと締めたいという思いで上がりました。

記者:あの歓声は聞こえていましたか。
田中選手:もちろん聞こえていました。

記者:お気持ちは?
田中選手:ものすごく込み上げてくるものがあり、あれだけの歓声を頂けたというのは本当に幸せな事だと思いました。

記者:改めて日本一の味、いかがでしょうか。
田中選手:これから味わいます!

美馬学選手

共同記者会見の様子

記者:日本一、それからMVPおめでとうございます!
美馬:ありがとうございます。

記者:昨日ゲームをロッカーでご覧になっていてどんな思いだったのですか。
美馬:本当に田中がすごく頑張っていましたので、なんとかこの悔しい気持ちを僕がぶつけて良い試合にしたいなと思っていました。

記者:プレッシャーはありませんでしたか。
美馬:そこまで今回はプレッシャーは感じなかったですね。結構最初から。デッドボールを当ててしまったので、ちょっと何とも言えないですけれども、緊張はあまり無かったです。

記者:クライマックスシリーズからずっと失点無し。好調の原因はどこにあったのでしょうか。
美馬:いや~、あまり分からないですけれども、本当に嶋さんに引っ張ってもらったおかげだと思います。改めて嶋さんのおかげです。

記者:日本一となったお気持ちを聞かせてください。
美馬:まだ実感が無いですけれども、今からビールかけして味わいたいと思います!

松井稼頭央選手

共同記者会見の様子

記者:ご自身、小学校を含めて、日本一の経験が無いとおっしゃっていました。今のお気持ちはいかがですか。
松井:本当にまだ正直実感が無いですけれども、少しホッとしています。

記者:キャプテンとして引っ張ってきた分、重圧もありましたか?
松井:キャプテンとして引っ張ってはいないかもしれませんが、今日、初回に迷惑をかけた(エラー)ので、その時に『あれ?結構緊張してたんだ』と思いました。

記者:最後の場面、守っていてどんな気持ちだったのでしょうか。
松井:将大がね、最後締めてくれると思っていましたし、そういう意味で空振りを取った瞬間、本当に嬉しかったです。

記者:日本一、勝ち取りましたね。
松井:やっと日本一です。

記者:おめでとうございました。
松井:ありがとうございました!

嶋基宏選手

共同記者会見の様子

記者:リード面でもこのシリーズで成長したんじゃないかという声があります。ご自身で振り返ってリード面、どうでしょうか。
嶋:日頃、あまり褒められる事がないので、褒められている事の方が嫌なので。でも試合中はよくベンチから怒鳴り声聞こえているので、それと闘いながらよく粘ったなと思います。

記者:どんな怒鳴り声が聞こえていたのですか。
嶋:いや、それは言えないですけれども(笑)。今、すごい熱い視線を感じているので(笑)。本当に良かったと思います。

記者:最後のボールを投げさせる時のサイン、指は震えませんでしたか。
嶋:震えはしなかったですが、本当に田中にしても、則本にしても、美馬にしても、その他のピッチャーもそうなんですが、こういう大舞台の中でいつも以上の力を発揮できたというのは、本当に凄い事だと思うし、本当に良い経験ができたと思うので、これを来年から、どんどん活かしていきたいなと思っています。

記者:東北の皆さんに日本シリーズを見せる事ができ、そして日本一を贈る事ができました。今の気持ちいかがですか。
嶋:(震災から)3年かかってしまいましたが、これは長かったのか?短かったのか?自分でもちょっと分からないですけれども、今、結果としてこういう風にリーグ優勝、日本一を、しかも日本一は仙台のKスタ宮城でファンの方々に見せる事ができて、本当に良かったと思っています。

銀次選手

共同記者会見の様子

記者:優秀選手に選ばれました。おめでとうございます!
銀次:ありがとうございます!

記者:実はMVPを狙っていましたか?
銀次:はい。正直、狙っていました!

記者:美馬さんと発表された時はどうでしたか。
銀次:でもしょうがないかなと思いました。すみません、美馬さん!(笑)

記者:このシリーズ、攻撃面で貢献できたのでは?
銀次:いえ、そんな事ありません。今日もノーヒットでしたので。

記者:いつも平常心とおっしゃっていました。振り返ってこのシリーズはどうでしたか。
銀次:平常心でいきましたが、やっぱり日本シリーズの空気はビビりました。

記者:どの辺りで?
銀次:どの辺り?常にビビっていました。正直。

記者:実はビビっていた?
銀次:はい。

記者:東北に力をという事で、東北出身の選手ですが、改めて日本一をどのように感じていますか。
銀次:これで東北の皆さんに元気や勇気を届けられたのかなと思います。

記者:さらなる目標を聞かせてください。
銀次:もっともっと努力をして、監督を2年連続の日本一にしたいと思います!

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