2009/01/09 (金)
チーム

オークランド・アスレチックスとの提携について

株式会社楽天野球団は、MLB傘下のオークランド・アスレチックス(オークランドアスレチックス株式会社/オークランド、カリフォルニア、アメリカ)との間で、チーム運営・管理によるチーム組織強化における相互協力を図ることを目的に、提携関係を結ぶことで合意しましたので、お知らせいたします。

今回の提携は、両球団双方におけるチーム組織強化という共通の目的を基とし、主に下記事項において今後、協力を強化拡充するものです。

尚、提携契約は2009年1月1日から1年間となります。


主な提携協力事項
1.選手育成に関する提案及び実施
2.データ分析に関する情報交流
3.コーチ/コンディショニング担当者/メディカル担当者などのチーム運営スタッフの交流

楽天野球団 島田亨球団社長オーナー コメント
「提携が合意したことを大変嬉しく思います。オークランド・アスレチックスはMLB中でも、独自の理論をベースにした選手評価と育成計画によるチーム組織強化で大きな実績を残している球団で、楽天イーグルスの目指す方針に最も近い、またお手本となる球団です。今回の提携関係により双方が多くの面で密接に協力し、多くの成果を達成できることと信じています」

オークランド・アスレチックス Billy Beane(Vice President/GM) コメント
「オークランド・アスレチックスにとって、楽天イーグルスと提携関係を結べたことを非常に嬉しく思っております。将来的にこの提携関係がより充実したものになり、両球団のチーム組織が強化されていくことを期待しております」

米田純球団代表 記者会見

米田純球団代表記者:提携先にオークランド・アスレチックスを選んだ理由は?
米田:我々は2007年頃から2年ぐらい(MLBの)スプリングキャンプを回ったりして提携先を模索していました。一般的には外国人選手獲得が目的ではあったのですが、それ以外にも例えば選手の獲得・育成する仕組みを共有したいという想いがありました。オークランドは根拠を持ってデータやシステムを利用していこうという考えがあり、我々と考え方が非常に似ていたということがあります。

記者:運営スタッフを派遣したりするのですか?
米田:教育リーグに派遣をしていますし、ドラフト会議でも同席をさせてもらってますので、そういう意味では交流は始まっています。今後はコーチの派遣やデータアナリスト迎えたりと、様々なことにトライしていきたい。

記者:選手の派遣もありえるのですか?
米田:選手もオフには教育リーグに参加させることを考えています。

記者:契約期間は1年間ですが、延長もあるのですか?
米田:例えば、育成の成果はすぐに出るものでなく、2~3年はかかります。そういう意味で中期的、長期的として考えていますので、延長も視野に入ってます。

記者:楽天イーグルスにとって提携の一番のメリットは?
米田:先ほどもお話させていただきましたが、科学的根拠をもって物事を進めていく考え方をもっていますので、選手の起用や獲得・育成といったことをデータに基づいて行ってます。経営も健全ですし、学ぶべき点が多いと思います。慎重に慎重を重ねてきましたので、大きな提携になると思います。

記者:科学的なデータとは具体的にどういったことですか?
米田:マネーボール理論と言うものが有名なのですが、例えば出塁率に着眼して選手の起用、獲得、育成を行ったりします。我々としては、そのまま活用するのでなく、参考にして自分達に合ったものを確立していければと考えています。

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