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倉敷での秋季キャンプ初日。練習開始前に星野仙一監督が今回のキャンプに関して意気込みを語りました。
記者:倉敷に帰ってきました。久々の地元はいかがですか?
星野:やっぱりいいね。これだけ報道陣もたくさん集まって。天気もいいしね。
記者:昨年に続き、今年も倉敷での秋季キャンプが始まります。初日を迎えた感想はいかがですか?
星野:「おまえら覚悟しとけよ!」という思いで、しっかりとしごいていきますよ!!
記者:今年は「地獄のキャンプ」と宣言していましたね。
星野:地獄でもないんだけど(笑)。その一歩手前くらいで(笑)。まあ、技術をやる人と、体力がない人と、部分部分で分けてやっていこうかなあ、と。トータルの練習はその流れでやりますけど。それが一通り終わったら、個々の練習をしっかりやります。
記者:シーズン終了時には「このチームに何か足りないものを探すためのキャンプ」と話していましたが、どのようなキャンプにしたいですか?
星野:技術はすぐには上手くならない。じわじわと上手くなる。今年を振り返ると去年もそうだったけど、土俵際に弱い。球際、勝負際。「際」に弱かったんでね。これはどこから来ているのか。やはり、心身ともに追い込まれていない。しっかり追い込んでいかないと。まだまだ大人のチームではない。プロセスのチームですから。そういう意味では、この秋はしっかりと、あれやこれやと欲張っていきたい。
記者:今年の秋季キャンプに期待しています。
星野:ありがとうございます。しっかりやりますよ!(報道陣の)皆さんも一緒に入ってやっていいよ。みんなお腹が出ているからね。私も含めて(笑)。
倉敷での秋季キャンプ2012がスタートです!この期間でチームとして、個人として、それぞれ何が足りないのか、何が必要なのかを探し求め、来季につながる充実したキャンプになるといいですね。またまたキャンプコラムを書かせていただくことになりました。
2011シーズン「ちょっとE話」
2012春季キャンプ「ちょっちゅE話 in 久米島」
2012シーズン「ちょっとだけE話」
そして、2012秋季キャンプは岡山ということで「ちぃとE話 in 倉敷」となりました(笑)。最後までお付き合いの程宜しくお願いします。
初日となった11月2日、倉敷は良いお天気に恵まれました。さすが「晴れの国・倉敷!」。しかし、日が陰ってしまうと、けっこうな寒さを感じました。地元の方が言うには、「こんな寒い日は珍しいです。今年1番の寒さですね。明日からまた暖かくなりますよ」とのことでした。でも仙台に比べればずっと暖かいですが。
そんな中、昨年と同様、地元の皆さまからの温かい歓迎セレモニーが行われました。「杉の子保育園」の園児による郷ひろみのヒットソング「男の子女の子」の演奏。園児たちが一生懸命に演奏している姿に選手たちの表情もニッコリ。まず石井正弘・岡山県知事による歓迎の挨拶、地元から伊東香織・倉敷市長の挨拶があり、岡山の特産品の贈呈が送られました。岡山和牛肉・瀬戸ジャイアンツ・紫苑のブドウ・倉敷マスカットワインです。
そして星野仙一監督から、熱い気持ちの入った挨拶がありました。
「朝早くからこのような盛大な歓迎式。本当に岡山に生まれて良かったなと感じます。来季は、テッペン目指してこの倉敷でスタートします!必ずやテッペンをとって帰ってきます。今の時期じゃありません。もっと遅い時期に倉敷に帰ってきます。この地は昔からタイガースファンが多い。私の夢は仙台と甲子園でタイガースと日本シリーズを戦うこと。必ず、うちのチームは来季にはテッペンをとります!その想いで、ここ倉敷でスタートします!」
何度も何度も「テッペン」という言葉を使い来季の優勝を誓った星野監督。キャンプが始まる前から「地獄のキャンプ」と提言していましたが、言葉通りです。初日から追い込んでいます。去年の秋季キャンプの際に、久々にバットを握ったと言っていた星野監督がなんと!今年は初日からピッチャー陣5人組(塩見・釜田・戸村・辛島・菊池)にノック!その時間は1時間以上におよびました。星野監督も「時間を忘れていた。まだまだいけるよ!明日もやるぞ!」とかなりの気合が入っていた様子。それほど、この5人は特に強化したいという想いだそうです。
星野監督「キク!(菊池投手)動きいいぞ!」「(座りこんでいる辛島投手に)あと1時間はやるぞ!」「(大量に積まれているボールのかごを指して)まだこんなにあるぞ!
釜田投手「お願いします!」
星野監督「お前は温泉で遊んでたんだろ~~~!!(秋田のオーバーホール)」「(エラーした辛島投手に)お前も温泉ばっかり浸かっているから!」
まだまだ終わらないという雰囲気で監督ノックは続いていきました。
この後も星野監督のノックは続きます。今度は塩見投手・戸村投手に対して・・・