2010/12/08 (水)

岩隈久志選手 記者会見

本日、仙台市内の球団事務所で、岩隈久志選手が記者会見を行いましたので、その一部の模様をお伝えいたします。

岩隈久志選手 コメント

岩隈久志選手この度、私、岩隈久志は、オークランド・アスレチックスへの移籍はせず、来季も楽天イーグルスでプレーすることになりました。

球団の特別な配慮により、ポスティングシステムと言う形でメジャー挑戦の機会を頂きましたが、アスレチックスとは契約合意には至りませんでした。

この1ヶ月、本当に自分の事を必要としてくれているのかを真剣に考えたり、一方で色々な報道に僕や家族は戸惑いながら過ごし、ファンの方々にもご心配をお掛けしましたが、自分の気持ちとしては楽天イーグルスの仲間達と一緒にプレーしたい、星野監督の下で野球をしてみたい、そして優勝したい、その思いが強く、最終的には代理人とも相談しまして、来季も楽天イーグルスでプレーする事に決めました。

星野監督に電話をしたら凄く喜んで頂いて、「一緒に優勝しようや!」と声をかけて頂いたし、先ほどもロッカーで選手達に「来季もよろしくお願いします!」と伝えたところ、みんなが温かい言葉で迎えてくれて、その顔を見たら、今回はこの決断が正しかったのかな、と確信しています。
本当に嬉しかったです。

岩隈久志選手残念ながら今回はご縁がありませんでしたが、入札をしてくださったオークランド・アスレチックスには感謝しています。
そして、メジャー移籍を後押ししてくれた球団やファンの皆様にも大変感謝しています。
大変ご心配をおかけしました。
物凄くファンの方々の声に励まされました。ありがとうございます。
また、どんな時も自分の意思を尊重してくれて、支えてくれた家族には言葉では言い表せないくらい感謝しています。

これだけ色々な方に支えられた感謝の気持ちでいっぱいで、
今はただ、楽天イーグルスの優勝に貢献する事で頭がいっぱいで、絶対に「てっぺん」を取るんだ、と心が熱く燃えているのを感じています。

まったく、残念な感情は不思議なくらい今は無くて、完全に気持ちは切り替わっています。

ファンの皆さん、東北の皆さん、来シーズンも、優勝目指してがんばりますので、どうぞ応援をよろしくお願い致します。
頑張ります。

記者会見

岩隈久志選手記者:今の気持ちを教えてください。
岩隈:今は残念というより、すっきりした気持ちです。あとは「来季も楽天イーグルスでプレーをする」という強い気持ちです。
報道される内容によっては僕も家族も戸惑った時もありましたが、今はすっきりしています。

記者:交渉がビジネスチックになりすぎたり、ポスティング制度の犠牲者になったという報道もありましたが、いかがですか。
岩隈:(今回のことは)ビジネス的なことでもあるとは思うので、私からはなんとも言えません。今回のことで選手会からもバックアップを受けたりして感謝していますし、悲しいとか悔しいとか、そういう気持ちは持っていません。自分としてはもう前向きに発進しています。

記者:交渉が進まなかった時期もあったようですが、この一ヶ月間で、悔しい思いを感じたことはありましたか。
岩隈:強いて言えば、間違った情報が飛び交ったときは、戸惑ったり、悲しかったりしましたが、ファンの方だったり色んな方々から励まされました。温かい言葉は身に染みましたし、来季は楽天イーグルスで優勝したいという気持ちになりました。

記者:来季、「てっぺん」に向けて始動し始めたということですね。
岩隈:「てっぺん」を目指すという気持ちはもちろんありますし、新しい監督の下で戦っていくことになりますが、感謝の気持ちでマウンドに立ち、恩返しとして優勝を目指して戦っていきたいと思っています。

記者:「メジャーリーグは夢」と話していましたね。
岩隈:これからも「夢」は持ち続けて生きたいと思っていますが、まずは来年、楽天イーグルスでプレーをして優勝を目指すことが頭の中にあります。FAを取得して考えることがあれば、その時考えたいと思います。

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