本日、松井稼頭央選手と契約を締結し、仙台市の球団事務所内で入団会見を行いましたので、その模様の一部をお伝えします。

松井選手は楽天イーグルスでプレーすることを心待ちにしている様子で、「自分自身もチームと共にチャレンジしていきたい」と目を輝かせながら意気込みを語ってくれました。

尚、背番号は「32」番となります。

池田敦司　取締役副社長

本日、松井稼頭央選手と契約に合意いたしましたので、ご報告いたします。
背番号は「32」になります。
松井稼頭央選手は、皆さんご存知の通り、日米で豊富な経験を積み重ね、俊足、好守、巧打だけでなく長打も兼ね備えたスイッチヒッターであります。楽天イーグルスがこれから常勝軍団になっていくためのリーダーとして、力があると思っていますし、大いに期待しています。

松井稼頭央選手 記者会見

記者：8シーズン振りの日本球界復帰になりますが、今の率直な気持ちを聞かせてください。
松井：契約が合意したということで、非常にホッとした気持ちです。また、これからやらなければいけない気持ちが強いです。

記者：楽天イーグルスを選んだ決め手はなんですか。
松井：今年は8月ぐらいからマイナーにいたのですが、そんな自分でもチームが僕を調査してくれました。その気持ちが嬉しかったですし、感謝しています。あとは、星野監督の熱い気持ちが決め手になりました。

記者：星野監督からは何と言われたのですか。
松井：「新しい歴史を一緒に作っていこう」というお言葉をいただきました。

記者：どんな気持ちになりましたか。
松井：このチームで皆と一緒に監督を胴上げしたい。優勝したいという気持ちになりました。

記者：楽天イーグルスの印象を教えてください。
松井：テレビやニュースでしか見ていないのですが、ピッチャーは若くていい選手がいますし、野手にもいい選手がたくさんいる印象です。そこに僕や岩村選手のスピードを活かしていけたらと思います。

記者：松井選手が課せられた役割をどう捉えてますか。
松井：山崎武司選手など、自分よりも年齢が上の選手もいらっしゃいますが、若手が話を聞きにきたら自分の経験は話しますし、自分も日本でのプレーが遠ざかってますので、逆に聞いてみたいことをあるので、コミュニケーションをしっかり図っていきたいです。

記者：どんなプレーをアピールしていきたいですか。
松井：何か一つだけではなく、「走攻守」3つ揃ってこそ自分だと思っていますので、そこは全うしたい。

記者：希望の打順等はありますか。
松井：それは監督やチームが決めることだと思います。チームが勝つために、優勝に貢献できるようにしていきたい。

記者：古巣西武ライオンズとの対戦もありますね。
松井：パ・リーグには良いピッチャーがいるので楽しみにしています。自分自身もチームと共に（相手が）どこであろうとチャレンジしていきたいと思ってます。

記者：岩村選手も同じタイミングでチームに加入しました。
松井：電話をもらいまして、自主トレを一緒にしようということになりました。（岩村選手と一緒にプレーをすることは）心強いし、楽しみです。
（自分達は）野手では年齢が上の方になってくると思うので、自分のプレーをしっかりしていきたい。若い選手が何かを感じられるように引っ張っていけたらと思います。若い選手の力は（優勝するためには）必要になってくるし、自分もまだ若手だと思っていので、一緒になってやっていきたいです。

記者：「ショート」というポジションにこだわりはありますか。
松井：アメリカではセカンドを守っていましたが、自分自身「ショート」を守りたい気持ちがありました。ショートが出来ればセカンドもできますが、セカンドの準備をしていてショートをやることは難しい。これからの自主トレでの準備が大事なってくると思うし、非常に楽しみにしています。

記者：個人的な目標を教えてください。
松井：2月のキャンプインに良い状態で入ることが今の目標です。楽しみにしてます。

記者：ファンの方へメッセージをお願いできますか。
松井：星野監督が就任されて、岩村選手も加入し、このチームは勝つ方向へ向かってます。ファンの皆さんは期待していると思いますので、自分も期待に応えられるようにファンの皆さんの前で1試合でも多くグランドでしっかりとしたプレーを魅せることが出来たらと思います。