6/15 ジャイアンツ戦 レポート
楽天イーグルスは岩隈が10勝目を無四球完封で飾り快勝。
楽天は3回、1死から渡辺直の死球、高須の四球で1・2塁とすると、続く草野の2点タイムリー2ベース、山崎武のタイムリーで3点を先制、制球に苦しむ巨人先発のグライシンガーをノックアウト。
先発の岩隈は、完璧な投球でジャイアンツ打線をなで斬り。唯一のピンチ、8回1死1・3塁の場面も小笠原を併殺に取るなど、制球・ボールの勢いに申し分なし。エースの風格漂うピッチングで、今季2度目の完封を達成。ハーラー独走の10勝目を挙げた。
草野選手ヒーローインタビュー
記者:先制タイムリーの打席は、どんな気持ちで向かいましたか?
草野:クマ(岩隈投手)が投げている試合は、絶対に勝ちたいと思っているので、先制点をプレゼントすることができて、良いところで打てて、あとはクマ(岩隈投手)に頑張ってもらうだけでした。
記者:どんなボールを打ったか覚えていますか?
草野:たぶん、真っ直ぐだったと思います。練習通りのバッティングができたと思います。
記者:(巨人の)グライシンガー投手に強いですね?
草野:打てたのは、たまたまだと思いますけど、満足してます。
記者:今日の勝利でイーグルスの連敗が止まりました。
草野:交流戦優勝目指して頑張っているので、(交流戦の)残り5試合1つも落とせないと思いますが、チーム一丸となって頑張っていきます!
岩隈投手 コメント
■岩隈投手ヒーローインタビュー
記者:10勝目は、連続完投、無四球完封で飾りました。
岩隈:本当に嬉しいです!今日は絶対に勝ちたいと思っていました。
記者:仙台に来てから、初の2ケタ勝利です!
岩隈:今まで迷惑をかけてきたので、早いうちに10勝ができて良かったです。
記者:昨日地震があったのですが。
岩隈:今日はみんなで勝って頑張ろう!という気持ちでした。
記者:これから、まずは15勝を目指しますか?
岩隈:とにかく1戦1戦、全力で投げて全部の試合に勝ちたいと思います!
記者:これからの意気込みを教えてください!
岩隈:交流戦優勝目指していますので、残り全勝するつもりで頑張ります!
草野:優勝目指していますので、明日もこれくらいのお客さんが入って頂けると頑張れるので、応援よろしくお願いします!!
■岩隈久志投手 試合後記者会見
記者:まずは10勝目、おめでとうございます。
岩隈:嬉しいです(笑)。勝ててよかったです。とにかくケガをせず投げようと思ってここまできましたが、こんなに早く10勝できるとは思いませんでした。
記者:今日を振返っていかがでしょうか?
岩隈:ピンチの時にしっかり投げられましたし、集中して投げられました。今日は本当に勝ちたいと思っていたので、本当に嬉しいです。
記者:オールスターまでの目標などがあればお聞かせ下さい。
岩隈:特に数字的なものは無いのですが、しっかり勝てるように一生懸命投げます。
記者:昨日、東北では震災があったので、チームの中でも勝とうと言う気持ちが強かったのではないでしょうか?
岩隈:そうですね、それはありました。今日はたくさんお客さんも来てもらいましたし、なんとか勝って勇気を与えられればと思って投げました。良かったです。
野村監督 試合後コメント
野村:どうもー。ナイスゲーム! まあ、岩隈に尽きるだろう。ピンチは8回だけか。ツキもあった言えば失礼だけど、(8回1‐3塁のピンチでは)小笠原の打球が正面だった。
記者:岩隈投手は無四球の完封勝利でした。
野村:今日、無四球か?ますますエースらしくなってくるやろ。
記者:岩隈投手は10勝目です。
野村:点の取り方で、うちがああいう取られ方しないようにしないと※。天才の草野があそこで良く打った。
※3回に、死球、四球、そして草野選手のタイムリーヒットで得点
記者:チームの連敗が止まりました。
野村:チームの苦しい時を救うのは、エースだ。
記者:岩隈投手は100球を越えていましたね。
野村:本人に確認して、「最後まで行きます」という言葉をもらった。
記者:9回も145,6キロも出ていたようです。
野村:あと一球、あと一人となると、ああいうピッチャーは最後の力を振り絞り、良い球投げる。
記者:会心の勝利に近いのではないですか?
野村:会心ではないけど、80点くらい。岩隈だから出来たんだが、他の選手では危ない試合だった。最近中押し、ダメ押しが取れない。
そういう展開が多い。4点目は喉から手が出るほど欲しかった。3点と4点では全然違う。たかが1点、されど1点。
記者:昨日は地震により試合中止となりました。今日は勝利が欲しかったですか。
野村:東北地方に天災が起きて暗い空気の中、勝つことにより明るいニュースとして、少しでもファンの皆さんの慰めになればと思います。