試合情報

楽天イーグルスは先発･田中が奮闘し、連敗を3でストップさせた。

先制は楽天。3回2死から安打で出塁したフェルナンデスを置き、山崎武がタイムリー2ベース。続く4回には、鉄平、渡辺直の安打などで1死1･3塁とすると、高須が左中間へタイムリー2ベースを放ち2点を追加した。8回にはリックの3ランなどで4点を加え、試合を決定付ける。

先発･田中は打たせて取る投球でファイターズ打線に付け入る隙を与えず、6回まで2安打に抑える。7回に初の連打を許し無死1･2塁のピンチを招くも、落ち着いて後続を併殺に仕留めた。田中は9回にスレッジにタイムリーを許し2試合連続の完封勝利は逃すも、今季4勝目をマーク。第二の故郷･北海道で初勝利。

記者：今日のヒーローは北海道初勝利です。田中将大選手です！ビジターなのにこの声援です！
田中：素直に嬉しいです(照笑)。
(敵味方のファン関係なく、球場中から大声援！)

記者：ピッチングの内容はいかがでしたでしょうか？
田中：ここ最近の登板の中では、自分でも納得行く球が投げられたのですが、最後のあぁ言うところで取られてしまうところがまだまだなので、次回に向けての課題です。

記者：高校時代にこの北海道の球場でよく見られた"雄叫び"をあげるシーンが何度か見られました。
田中：何度か苦しい場面がありましたが、何とか気持ちで乗り切る事ができました。

記者：チームがビジターに勝てていない中での登板だったのですが、ここ札幌ドームでの登板はいかがでしたでしょうか？
田中：高校時代にお世話になった場所で、マウンドに向かう時もたくさんの声援を頂きました。僕は地元の感覚で投げられました(笑)。
(スタンドからは大歓声)

記者：ここ札幌のファイターズファンにとって、困った事に田中投手の今シーズン4勝のうち3勝がファイターズからです・・・。
田中：たまたま当たっているのがファイターズなのですが、これからもガンガン勝って行けるように頑張ります！

記者：今日は打たせて取る場面が多かったように感じましたが？
田中：そうですね、打たせて取る事が出来たことが大きかったですね。

記者：昨シーズンと比べて「大人のピッチング」ができているのでしょうか？
田中：そうですね、少し大人のピッチングができたのかもしれません。

記者：北海道凱旋勝利、おめでとうございます。最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
田中：高校の時はたくさんの応援ありがとうございました。こうして北海道で投げられるのは自分自身にとっても嬉しい事ですし、少しでもたくさんの人に喜んでもらえるように頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

記者：盛り塩をしていたようですが、その効果が出たのではないでしょうか？
野村：それなのかなぁ・・・？いや、「マー君効果」だよ。失礼な(笑)

記者：今日の登板は真価が問われるとおっしゃっていましたが。
野村：立派なものだ。ピンチは一回だけでしょ、8回までは？7回だけだった。ほぼ完璧。1試合で3回はピンチがあると言うけれど、一度だけだった。

記者：ここ数試合力みが消えているように見えますが？
野村：欲を言えば、キリが無い。意味の無い球が出る。すっぽ抜けたり。あぁ言う球を無くさないと。もう一つ、一流投手への関門だな。

記者：ピンチでは嶋選手が助けました。
野村：ファインプレーは大きい。良い判断だった。動きも良かった。

記者：高須選手がタイムリーを打ちました。
野村：ずっと得点圏で凡打が続いていた。3、4回と得点圏打率が上がっている。彼本来の形が出ていた。

記者：グリンと山崎選手の言い合いについて。
野村：(セカンドランナーの山崎選手が)バッターに球種のサインを送っていたと勘違いがあったようだ。たまたま体の一部を触っている時に目が合ったみたいで、それで疑惑を持ったようだ。こっちはルールを守っている。こっちからやらせてもいない。

記者：札幌で今シーズン初白星です。
野村：苦手意識はなかった。そんなに負けているの？って思った。札幌だけではなく、ロードで勝てない。そっちの方が問題だ。

記者：小山投手の登板について。
野村：無理に投げさせる事は無いと思ったけどね。(田中投手が)120球以上も投げていたし、完封なら別だけど。

記者：リック選手がホームランを打ちました。
野村：かなりブレーキだった。今日はかなり嬉しそうだった。あんなリックは初めて見た。

記者：田中投手に何かアドバイスをしたのでしょうか？
野村：オレは何も言っていない。今日は安心感があった。やっぱり北国に合うんじゃないの？仲間も見に来ているだろうし。今日の勝ちは色々な意味で大きい。貯金1で(ホームへ)帰るのと、借金1で帰るのでは全然違うからね。