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2005年楽天イーグルスホーム開幕戦、フルキャストスタジアム宮城に突如バイクで姿を現したMr.カラスコ。
どうやら楽天イーグルス球団誕生に合わせ、人が集まり出したので、ゴミがあるのではないかと思ってどこからともなくやってきたカラスらしい。
しかし、ここが楽天イーグルスのホームグラウンドである事を知り、覆面を被ってイヌワシを装って、試合終了後にスタンドのゴミをあさっている。
覆面を被ったところフルフェイスヘルメットの様だったので、バイクに乗る事に目覚め、全日本モトクロス選手権他、各レースに参戦。
観客からは覆面レスラーだと騒がれ、その気になったMr.カラスコは自分はルチャリブレの達人だと思い込み、いつしか自分はメキシコ出身で、自分のルチャの道場「カラスの穴」で指導をしていたとほざく様になる。
プロレスの場を求めてみちのくプロレス興行に参戦、更に自分の力を鼓舞する為にみちのくプロレス、新日本プロレスを巻き込み楽天イーグルスホームゲーム開催時、球場前プロレス「レッスルフルスタ宮城」を勝手に開催。
夏休みにはいきなり自ら水槽に飛び込む「Mr.カラスコ行水ダイブ」なるイベントを勝手に開催し、カラスの片鱗を覘かせる。
グラウンドではチアリーダー、エンジェルスにつられてダンスを踊っていたが、物足りなくなったのか、勝手にダンサーをかき集めダンスユニット「MASS★COLORz」結成。ダンスは行水する前の清めの儀式なのか。
オフシーズンに入るとMr.カラスコは、スタジアムにゴミが無くなった為、仙台市内各所に出現し、路上のゴミをあさりまくる。
市民に危険があってはとたまりかねた球団は有志で「カラスコ監視隊」を結成。
自己防衛策として市民に広く隊員を募集。
街中に頻繁に出没するMr.カラスコを周囲でごみを拾いながら監視、タイミングを見て捕獲しスタジアムのMr.カラスコの巣へと送り返すMissionだ。
何度も脱出を試みるMr.カラスコだが、その度に地域清掃に一役買っているとは本人は気付いていない。
オフシーズンは自分の暴れる場所であるスタジアムの使用が出来ないため、11月12日、ルチャ道場「カラスの穴」を日本でも開講する、とフルスタ宮城近くの仙台育英高校でみちのくプロレスを巻き込み小学生50人を集めてプロレス指導。
この時見学していた仙台育英高校OBでアトランタオリンピックレスリングベネズエラ代表でもあった、仙台育英高校レスリング講師「ルイス・バレラ」氏が、「授業があって迷惑なんだが来季もここでプロレスをやるのか?球団との契約はどうなってるんだ?」とMr. カラスコに聞いたところ、契約の意味が理解できていなかった様子だったので、代わりに楽天イーグルスの球団社長に掛け合う事に。
12月13日仙台育英高校を出発した1台の軽トラックは荷台にMr. カラスコのバイクを積み、必然的に代理人という形になったルイス・バレラ氏運転の元、Mr.カラスコを助手席に乗せ楽天イーグルス球団事務所へやってきた。
そして15:30、球界初マスコットの契約更改という形で、Mr.カラスコ、代理人ルイス・バレラ氏と楽天イーグルス球団社長島田 亨による交渉開始。
しかし球団事務所に入ってつかの間、暴れるMr. カラスコを球団広報が連行し、直後に島田 亨社長、西村球団広報、ルイス・バレラ氏、Mr.カラスコによる緊急記者会見が行われた。
島田 亨社長の説明によると、「代理人バレラ氏から、来年も球団で面倒を見てやって欲しいといわれたのだが、そもそもカラスコさんとは球団マスコットとしての契約を結んだ覚えはない。本人が契約の意味が解らないのに改めて契約を結ぶ必要はないと判断。来年も勝手に暴れて盛り上げてもらう分には構わない。ただ、よく勝手にプロレスイベントをしているが社内ではカラスコが弱いのに球場でプロレスイベントをする必要があるのかという声が上がっている、とここまで話したところで、見ておけという感じで退出した。」との事。
バレラ氏の宣言にもあったが、会見中も聞く耳を持たずメキシコの地図を取り出し、メキシコにある「カラスの穴」で修行をすると猛アピールしていたMr.カラスコ。社長の「カラスコは弱い」という言葉で完全に頭に血が昇ってしまったらしい。
最後にはヤクルト古田敦也監督の写真も取り出し、ヤクルトからのオファーがあるような素振りを見せたが、実際のところMr.カラスコは単に眼鏡を屈強なマスクマンと勘違いしていただけの様だ。しかし翌朝のスポーツ紙にはなんと古田監督の「Mr. カラスコに興味がある」、とのコメントが。
そして翌日、宣告どおり仙台空港に姿を現したMr.カラスコ。
自分のゴミ籠を預け、本当にあるのか知らないがメキシコにあると言う、自分の道場「カラスの穴」へ鳥なのに飛行機で飛び立って行った。